店頭看板の事例(整骨院の熱中症対策) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

整骨院さんの『熱中症対策』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

整骨院さんが、『熱中症対策』をお知らせしている店頭看板です。
 
真夏になると、やっぱり熱中症は気になります。
 
いつものように、では、『誰に伝えたいのでしょうか?』



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>夏本番
>夏日:一日の平均気温が25℃超えた日
>真夏日:一日の平均気温が30℃超えた日
>猛暑日:一日の平均気温が35℃以上の日
>熱帯夜:夜の間最低気温が25℃以上の日
>こまめな水分補給と体温調節
>栄養をしっかり取り、睡眠を十分に
>取りましょう。『店名』
 
 
 
→『熱中症』と聞くと、やっぱり気になるのが、お子さんやお年寄りですよね。
 
→なので、『暑くなるとお子さんやお年寄りの熱中症が気になりませんか?』と、まず問い掛けます。
 
→『しかし、実は、台所で火を使うお母さんや屋外で働くお父さんにも注意が必要なんですよ!』と伝えることで、家族全員に関することだと気付いてもらいましょう。
 
→こうすることで、今まで他人事の情報が、自分事になりやすいので、興味が湧いてくるのです。
 
→『誰に伝えたいのか?』をハッキリさせるのは、このためになります。
 
→このように興味を持ってもらった後で、こちらが伝えたい情報を伝えると、読まれやすくなるのです。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(整骨院の熱中症対策)
暑くなるとお子さんやお年寄りの熱
中症が気になりませんか?

 

しかし、実は、台所で火を使うお母
さんや屋外で働くお父さんにも注意
が必要なんですよ!

 特に、真夏日や猛暑日という言葉が

使われ始めたら要注意!

夏日:最高気温が25℃以上の日
真夏日:最高気温が30℃以上の日
猛暑日:最高気温が35℃以上の日

また、最低気温が25℃以上の熱帯
夜が続くと深夜の熱中症があるので
お気をつけ下さいね。
こまめな水分補給と体温調節で暑い
夏を乗り切りましょう。
『店名』




【今回のポイント】

→こちらが伝えたい情報だけでなく、その情報を『誰に伝えたいのか?』をハッキリさせることが今回のポイントです。
 
→今回は、『暑くなるとお子さんやお年寄りの熱中症が気になるお母さん』をイメージして問い掛けています。
 
→『しかし、実は、そんなお母さん自身やお父さんにも、熱中症になる危険性があること』を伝えて、ビックリさせているのです。
 
→このビックリさせることが、とても大切になります。
 
→なぜなら、ビックリしたら、その後の情報は必ず読むからです。
 
→この感覚が分かると、メッセージがとても伝わりやすくなります。
 
→どうでしょうか?



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則