こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
最近、『手書き』で書くことが少なくなって来ました。
それでも、
◆『署名をする時』
◆『メモを取る時』
◆『お礼状を書く時』
などは、今でも『手書き』です。
『手書きは、時代錯誤で効率が悪い、今の時代は活字やデジタルデータだけでいい』と言う人もいます。
このように言われる通り、『手書き』には、
◆『クセ字やヘタな字、あるいはキレイすぎる字だと読みにくい』
◆『複数の人に伝えようとすると、手間がかかる』
◆『誤字や脱字があると、最初から書き直さなければいけない』
◆『手書き媒体の情報は、資料として共有しにくい』
などの特徴があるのは事実です。
一方の『活字』は、
◆『文字が分かりやすく、読みやすい』
◆『大多数の人に伝える場合でも、手間がかからない』
◆『誤字や脱字があっても、簡単にその部分だけ修正できる』
◆『活字媒体の情報は、資料として共有しやすい』
などの特徴があります。
このように書くと、『活字』の方が断然いいように思うでしょう。
確かに、『内容を伝えること』だけを見ると、『活字』の方が有利です。
しかし、『誰に、伝えたいのか?』の『誰に』が、変わると違った一面が見えて来ます。
<例えば>
◆(A)『不特定多数』、あるいは、『1対多』の場合
◆(B)『特定少数』、あるいは、『1対1』の場合
(A)の場合は、『活字』の良さが生きて来ます。
しかし、(B)の場合は、そうとも言えません。
なぜなら、『1対1』の場合は、関係性や感情が入ってくるからです。
『たった一人の私のために、わざわざ時間と手間を掛けて書いてくれた』と、『手書き』の文字を読みながら思ってしまいます。
そこには、『メッセージ性の強さ』を感じてもらえるのです。
たとえ、何てことはない短い文章だったとしても、『一言』でも相手に響く言葉が入っていれば、それは『メッセージ』となって相手に伝わります。
たったそれだけで、感謝されることもあるのです。
『手書き』には、熱意や個性が伝わりやすいので、その人の良さを助ける一つツールになることでしょう。
ただお知らせするだけ情報なら、『活字』でもいいと思います。
しかし、相手に理解してもらいたい時や、『メッセージ性の強さ』を感じてもらいたい時は、『手書き』が有効です。
それは、人によっては、それが、『対話』かもしれませんし、『映像』かもしれません。
同じように、『手書き』もその1つに位置付けられるのではないでしょうか?
『手書き効果』は思っている以上に、あなたによい影響を与えてくれると思います。
まずは、お礼状に感謝の気持ちとして、『手書き』してみるのもいいかもしれませんよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則