店頭看板の事例(パソコン教室のパワーポイント講座) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

パソコン教室さんの『パワーポイント講座』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

パソコン教室さんが、『パワーポイント講座』をおすすめしている店頭看板です。
 
今やビジネスのプレゼンテーションには無くてはならない、『パワーポイント』!
 
その講座をおすすめしているのですが、どんな場面で使う人におすすめしているのでしょうか?
 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>パワーポイントも『店名』で!
>大活躍のPower Point
>Microsoft Officeソフトの
>Power Pointご存知ですか?
>資料作成やプレゼン材料としてビジネス
>には必須スキル!スライドショーも
>出きるので、実はプライベートでも大活躍
>なんですよ!ぜひ体験してみて下さい
>『電話番号』
 
 
 
→『どんな場面で使うのか?』で内容を読むと、『ビジネスの場面』と『プライベートの場面』の両方になっています。
 
→両方を言いたいのは分かるのですが、どちらか一方の方がメッセージが伝わりやすいです。
 
→では、どちらの場面で使う人におすすめすればいいでしょうか?
 
→それは、お店の場所で決めるといいでしょう。
 
→このお店は、オフィス街でなく住宅街にあるので、今回は『プライベートの場面』のメッセージを書いて行きます。
 
→もちろん、『ビジネスの場面』を書きたければ、次回の看板に分けて書きたいですね。
 
→書き出しは、『こんな場面で使いたいと思ったことはありませんか?』とすると、『誰のどんな場面で使えるのか?』が分かります。
 
→そして、『実は、パワーポイントというソフトで・・・』と、パワーポイントの用途に気付いてもらうのです。
 
→少し説明をして、最後は体験を促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(パソコン教室のパワーポイント講座)
結婚式やお誕生日会、歓送迎会に、
思い出の写真や記録をオリジナルの
映像で流したいと思ったことはあり
ませんか?

実は、パワーポイントというソフト
で簡単にスライド映像ができちゃう
んです!

アニメーション加工などを使うと、
生き生きとした内容に大変身!

ビジネスだけでなくプライベートで
も大活躍のパワーポイントを、ぜひ
体験してみて下さい。
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『色々な場面で使える』とおすすめするのでなく、『こんな場面で使う人におすすめ』とすることが、今回のポイントです。
 
→今回の場合は、『ビジネスの場面』と『プライベートの場面』のうち、『プライベートの場面』で考えました。
 
→このように一つの場面に絞って伝えると、看板を読んだ人がイメージしやすくなるのです。
 
→『そう言えば、以前出席した結婚式で、そんな映像が流れていたな~』、『作れるなら、作ってみたいな~』となれば、興味がどんどん湧いてきます。
 
→そのためには、『使う場面』や『おすすめする人』をハッキリさせて、メッセージを伝えるのです。
 
→看板の内容を読んで、ハッキリとしたイメージができなければ、まず興味を持ってもらうことはできないでしょう。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則