こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
『リスクとリターン』は、色々なところで使われる言葉です。
社長さんの悩みも、この『リスクとリターン』が関係します。
◆『リスク』とは、まだ起こっていない危険・問題
◆『リターン』とは、期待される利益・良い結果
と、私は意味づけています。
また、まだ起こっていない問題(リスク)に対して、
◆すでに起こっている危険・課題は、『タスク』と捉えることができるでしょう。
『問題(リスク)』と『課題(タスク)』の違いは、『まだ起こっていないのか?』、『すでに起こっているのか?』の違いです。
どう違うのかというと、『まだ起こっていない問題(リスク)』の場合は、『問題(リスク)がある』と感じていだけなので、今すぐ行動しなくてもかまいません。
行動しないと、当然、『リターン』もないのです。
しかし、『すでに起こっている課題(タスク)』の場合は、今すく行動しなければいけません。
行動するから、何らかの結果が出ます。
この結果が、『良い結果』だったら、それが『リターン』になりますし、たとえ『悪い結果』だったとしても、その結果に対して次の行動が取れるので、続けていると『良い結果(リターン)』につながりやすくなるのです。
このように、『まだ起こっていない問題(リスク)』と、『すでに起こっている課題(タスク)』では、『良い結果(リターン)』とのつながりに差があります。
では、『まだ起こっていない問題(リスク)』を感じている時は、『なぜ、そのうち行動すればいい』となるのでしょうか?
それは、『行動することで、失敗したらどうしよう』と、失敗を恐れるからです。
なので、『そのうち行動すればいい』と思って、行動を先延ばしします。
しかし、失敗を恐れて行動を先延ばしすればするほど、結果が出ないので、『良い結果(リターン)』につながらないのです。
ここで言う結果とは、『悪い結果』も含みます。
『まだ起こっていない問題(リスク)』を感じた時に、行動すれば、ほぼ『悪い結果』になるでしょう。
しかし、このことで、『まだ起こっていない問題(リスク)』が、『すでに起こっている課題(タスク)』に変わるのです。
ここのポイントを理解していると、簡単に行動できます。
極端な話、最初はどんな行動でもいいでしょう。
なぜなら、最初の目的が、『問題(リスク)を課題(タスク)に変えるため』だからです。
『まだ起こっていない問題(リスク)』では、『良い結果(リターン)』につながりにくく、『すでに起こっている課題(タスク)』は、『良い結果(リターン)』にながりやすいと理解して下さい。
致命傷になるような『問題(リスク)』は除いて、『問題(リスク)があるからやらない』ではなくて、『問題(リスク)があるからやる』の方が、『良い結果(リターン)』につながります。
そのためには、『まだの状態から、すでにの状態にする行動』は大切でしょう。
これが、『リスクとリターンの関係』です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則