こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
美容室さんの『マンツーマン担当』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】

【コメント】
美容室さんが、『マンツーマン担当』をお知らせしている店頭看板です。
美容室さんの『マンツーマン担当』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】

【コメント】
美容室さんが、『マンツーマン担当』をお知らせしている店頭看板です。
なぜ、『マンツーマン担当』をお知らせしているのでしょうか?
それは、今の主流が、『分業制担当』だからです。
『マンツーマン担当』とは、この看板でお知らせしている通り、1人のスタイリストさんが、最初から最後まで行うやり方になります。
それに対して、『分業制担当』とは、文字通り、カット担当、シャンプー担当、カラー担当など、それぞれが分業して効率よく行うやり方です。
では、なぜ、分業制が今の主流なのでしょうか?
それは、1人のスタイリストさんが、同時に何人ものお客さんの予約を取ることができるからです。
例えば、最初にカットし、その後をアシスタントさんに任せることになれば、次のお客さんのカットができるので、お店の売上げを多く上げることができるでしょう。
反面、お客さんにとっては、『忙しそうにしているので、ゆっくりこちらの要望が言えない』、『ころころスタッフさんが変わるので、その都度気になることを言わなければいけない』、『待ち時間や店内滞在時間が長くなる』などのデメリットがあります。
どちらか言うと、『分業制担当は、お店重視』、『マンツーマン担当は、お客さん重視』と言えるのではないでしょうか。
なので、今回のお店は、お客さん重視のために、『マンツーマン担当』をお知らせしているのです。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>1のスタイリストが
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>1のスタイリストが
>最初から最後まで
>担当なので安心!
>カラーやカット、技術により
>スタッフが入れ替わり立ち替わり
>されるのが苦手な方におすすめの
>マンツーマンの丁寧な美容室!
>髪がゴワつき、ひっかかりが気になる方!
>美髪枝毛カット
>¥1620(税込)が大人気!
>おすすめです
>『店名』
→『当店は、お客さん重視のマンツーマン担当ですよ』がメインのメッセージなので、サブの『美髪枝毛カット』は別の看板で紹介したいですね。
→ほとんどのお客さんが、『分業制担当』に慣れていますので、まずは、その習慣を使って問い掛け、現状に疑問を持ってもらいます。
→そして、『当店は、1人のスタイリストが最初から最後までマンツーマンで行います』と、伝えましょう。
→そして、マンツーマン担当のメリットを紹介すると、イメージが湧きやすくなります。
→最後は、不安感なく信頼関係が築けそうなセリフで行動を促しましょう。
【変更後看板の文章】
〈例えば〉
◆店頭看板の事例(美容室のマンツーマン担当)
〈例えば〉
◆店頭看板の事例(美容室のマンツーマン担当)
『できれば1人のスタイリストさん
にやってもらいたい』と思ったこと
はないですか?
当店は、1人のスタイリストが最初
から最後までマンツーマンで行いま
す。
ほとんどない
◆個性をよく理解してもらえるので
同じことを何回も言わなくてもいい
◆それぞれの工程で臨機応変に対応
でき、アドバイスもしてもらえる
『こうなりたい』『こんなことが気
になる』など、お気軽にお声掛け下
さいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』
にやってもらいたい』と思ったこと
はないですか?
当店は、1人のスタイリストが最初
から最後までマンツーマンで行いま
す。
<マンツーマンのメリット>
◆予約が重ならないので待ち時間がほとんどない
◆個性をよく理解してもらえるので
同じことを何回も言わなくてもいい
◆それぞれの工程で臨機応変に対応
でき、アドバイスもしてもらえる
『こうなりたい』『こんなことが気
になる』など、お気軽にお声掛け下
さいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→業界の常識と違うことを伝える場合は、お客さんが『今の常識が、こうなればいいのにな』と思っていることで問い掛けて、常識と違うことをすることで、『こんなメリットがありますよ』と伝えることが今回のポイントです。
→こうすることで、『へ~、そんなことができるんだ』と、気付いてもらえます。
→気付くと、一度体験したくなるものです。
→今回紹介した、マンツーマンのメリットは、逆を言えば、分業制のデメリットでもあります。
→確かに、分業制にもメリットがあるでしょう。
→しかし、そこにデメリットを感じているお客さんは、今回の看板に反応すると思います。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則