店頭看板の事例(折りたたみ自転車専門店のご案内) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

折りたたみ自転車専門店さんの『ご案内』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

折りたたみ自転車専門店さんが、『ご案内』をしている店頭看板です。
 
最近、街でよく見かける『折りたたみ自転車』って、どんな人が興味をしめすのでしょうか?
 
こんなことを付け加えると、いいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>『店名』
>『店名』は国内初の折りたたみ自転車専門店です。
>専門店ならではの納車整備、メンテナンス
>そして様々なご提案をさせて頂きます。
>『店名』でお買上げ頂いた自転車は、なんと
>永年メンテナンス無料!
>もちろん各種カスタムも承ります。
>ミネラルウォーターもあるよ!もちろん無料です。
 
 
 
→国内初の折りたたみ自転車専門店なので、マニアックなお客さんも多いでしょう。
 
→しかし、その人達以外にも興味を持ってもらいたいですね。
 
→そのためには、『折りたたみ自転車』ならではの特徴で、悩みを解消したり、望みを叶えたりできることを伝える必要があります。
 
→できれば、それがイメージできるような伝え方がいいですね。
 
→お客さんは、実際に使っている様子がイメージできれば、興味を持ちやすくなります。
 
→このように、まず興味を持ってもらうようにしてから、『当店は、国内初の折りたたみ自転車専門店』であることを伝えましょう。
 
→もちろん、『永年無料のメンテナンス』もです。
 
→そして最後に、店内に入ってもらえる行動を促します。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(折りたたみ自転車専門店のご案内)
駐車場がないマンションなので、自
転車はムリと思っていませんか?

コンパクトに収納できる自転車なら
玄関スペースにおしゃれに置けます
よ!

狭い道でも小回りが利くので、ゆっ
くり走る街乗りに便利です。

国内初の折りたたみ自転車専門の当
店では、カスタム仕様などのご要望
にもお応えできます。
しかもメンテナンスは、永年無料!

どんな自転車があるのか、店内を見
るだけでも楽しいですよ!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『できる技術』のお知らせだけでなく、『乗ってもらいたいお客さん』へのメッセージを伝えることが今回のポイントです。
 
→そうすることで、マニアだけでなく、一般ニューザーにも広く伝えることができるでしょう。
 
→ポイントは、折りたたみ自転車の『商品の特徴』の中から、絞ることです。
 
→今回、絞った特徴は、『保管場所が少なくてすむ』、『小回りが利いて街乗りがラク』、『おしゃれである』、この3つになります。
 
→その他の『電車やクルマに持ち込める』、『通勤、通学に使うと活用範囲が広がる』などは省略です。
 
→もちろん、このことが言いたければ、また違う看板で書けばいいでしょう。

→お客さんが、実際に使っている様子をイメージしてもらえるように伝えることもポイントです。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則