店頭看板の事例(美容室のストレートパーマ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

美容室さんの『ストレートパーマ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

美容室さんが、『ストレートパーマ』のお知らせをしている店頭看板です。

湿気が多くなるこれからの季節に向けて、とてもよく出来ている流れの良い看板だと思います。

かなり書きなれていないと、ここまでの内容は書けないですね。

もちろん、このままでもいいのですが、少しお店目線になっているのが気になります。

ちょっとだけ、お客さん目線にしてみたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>髪がまとまらない、広がってしまう方へ
>湿気が多くなる梅雨や夏に
>向けてストレートパーマしませんか?
>『店名』ではカウンセリングをしっかりさせて頂いております!
>薬剤にもこだわっており、柔らかさを出し、不自然な
>ピンピンストレート、パサパサぺったんこにならない
>ナチュラルストレートヘアが手に入ります!
>・前髪ストレート(約50分)¥7000
>・フロントストレート(約60分)¥9000
>・ハチ下orハチ上ストレート(約80分)¥10000
>・全体ストレート(約120~180分)¥14000
>※カット込みは、+¥4000になります。
>雨の日のストレスをなくし、扱いやすい髪
>を実現し、楽しく過ごせるように、お手伝い
>させて頂きます!
>カウンセリングは無料になりますので
>お気軽にお越し下さいませ



→『商品目線』から『お客さん目線』に変えるために、まず、『〇〇に向けてストレートパーマしませんか?』、この呼び掛けを変えてみたいですね。

→例えば、『ストレートパーマは、不自然なピンピン感やパサパサぺたんこになると思っていませんか?』、こんな感じで、今までのストレートパーマと違うことで問い掛けます。

→このことで、今までのストレートパーマに違和感を持っていたお客さんが、『えっ、今までのストレートパーマと違うの?』となれば、興味を持ってもらえます。

→それと、今までストレートパーマをやったことがないお客さんも、『そうじゃないの?』と感じてもらえれば興味を持ってもらえるのです。

→このようにして、『お客さん目線』で興味を持ってもらえたら、後は、『何をするのか?』と、そのことで『何ができるのか?』を伝えましょう。

→それと、メニューと料金に関しては、興味を持ってもらってからでいいので、できれば備え付けのビラを用意して、そこに書いておいてもいいと思います。

→まずは、『直接入店』か、『電話予約』をしてもらいましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(美容室のストレートパーマ)
湿気が多くなる梅雨時は、髪がまと
まらなく、広がってしまうあなたに

そんな時はストレートパーマが一番
なのですが、ストレートパーマは、
不自然なピンピン感やパサパサぺっ
たんこになると思っていませんか?

実は薬剤ややり方にこだわると自然
な柔らかさが出せるナチュラルスト
レートが実現できるんですよ!

今からやっておくと、扱いやすい髪
になり、雨の日のストレスもなくな
ります。

まずは、無料カウンセリングから!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『商品目線』から、『お客さん目線』に変えることが今回のポイントです。

→そのために、『ストレートにしませんか?』とするのでなく、『ストレートはこんな感じになると思っていませんか?』と、お客さんの気持ちに寄り添いましょう。

→そうすると、今までのストレートパーマを経験したお客さんも、まだストレートパーマを経験していないお客さんにも興味を持ってもらいやすくなります。

→ここの違いを伝えると、『一度試してみようかしら』と、なりやすいです。

→どうでしょうか?

→少しだけ『お客さん目線』になっていませんか?




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則