店頭看板の事例(飲食店の冬の旬の食べ物) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

飲食店さんの『冬の旬の食べ物』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

飲食店さんが、冬の旬の食べ物を紹介している店頭看板です。

ちょっと商品の紹介に偏り過ぎているような気がします。

少しだけお客さん寄りにしたいですね。


ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>今が旬
>広島産 大粒 カキフライ4個
>単品1180円(税込1274円)
>定食1280円(税込1382円)
>京豆腐を使った湯豆腐鍋
>1人前780円(税込842円)
>寒~い冬にはこれ!
>ぷりっぷりのカキフライ
>あっつあつの湯豆腐鍋
>ぜひご賞味下さい



→『お客さん寄りにする』とは、お客さんの気持ちを察して、語りかけることです。

→例えば、『寒~い冬は、旬の食べ物で体力をつけて寒さを乗り越えましょう』と、語りかけることで、お客さんと共感しやすくなります。

→その後で、『湯豆腐鍋』と『カキフライ』の簡単な説明をするのはどうでしょうか?

→そして、『セットで食べると、体が温まって風邪の予防にもなりますよ!』と、最後はお客さんの気持ちに寄り添って行動を促しましょう。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(飲食店の冬の旬の食べ物)
寒~い冬は、旬の食べ物で体力をつ
けて寒さを乗り越えましょう!

◆あつあつ湯豆腐鍋(1人前)
きめ細かい京豆腐を使った冬のお鍋
の定番です。

◆ぷりぷりカキフライ(大粒4個)
広島産、大粒のカキは栄養価が高く
冬には欠かせない旬の一品!

セットで食べると、身体が温まって
風邪の予防にもなりますよ。




【今回のポイント】

→店頭看板の役割は、店内に入って来てもらうことです。

→お客さんに、『旬の食べ物を、食べようかな』と思ってもらうことが先決になります。

→そのためには、おすすめのメニューを食べることで、『どうなるのか?』をハッキリと伝える必要があるのです。

→今回は、『体力をつけて寒さを乗り切るため』と、『身体を温めて風邪の予防をするため』になります。

→このように書くと、『おすすめのメニューを食べるだけで、そんなことにはならない』と思うかもしれませんね。

→でも、『そんな想いで、おすすめしてること』は通じると思うのです。

→『お客さんの気持ちを察して、お客さんの気持ちに寄り添いたい』という想いは伝わるのではないでしょうか?

→単に商品だけを紹介するのでなく、お客さんの気持ちを察して寄り添うことが今回のポイントです。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則