店頭看板の事例(パンケーキ店のハロウィンのお菓子) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

パンケーキ店さんの『ハロウィンのお菓子』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

パンケーキ店さんが、『ハロウィン用のお菓子』をお知らせしている店頭看板です。

素敵なイラストや美味しそうなパンケーキの写真もあって、とってもいい店頭看板だと思います。

これだけで、一度食べてみたいとなるはずです。

でも、ちょっとだけまとめて、ストーリーを持たせるともっといいような気がします。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>HAPPY HALLOWEEN
>数量限定 10/1~10/31
>(写真)
>無花果(いちじく)のパンケーキ
>Trick or Treat!
>今年もハロウィンの季節がやって来ました。
>今回は無花果をメインにマロン、さつまいもと
>秋の味覚をたっぷり使った欲ばりなパンケーキ!
>是非ご賞味下さい
>税込み¥1280



→素朴な疑問として、『なぜ、ハロウィンに仮装するのか?』、『なぜ、お菓子でもてなすのか?』、この辺りを簡単に伝えることで、ハロウィンとお菓子がつながると思います。

→それと、ハロウィンの有名なセリフは、『Trick or Treat!』です。

→この意味を説明しながら、先程のつながりを伝えれば、『なるほど、それで、お菓子なのか』となれば、『一度、食べてみようか』と導けます。

→後の商品の伝え方は、現状を少しまとめればいいですね。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(パンケーキ店のハロウィンのお菓子)
今年もハロウィンがやって来た!

ハロウィンは、悪霊に仮装した子供
達に『トリック・オア・トリート』
(お菓子をくれなきゃ、いたずらす
るぞ)と玄関で言ってもらってお菓
子などでおもてなしをして、悪霊を
追い払おうとするお祭りです。

今年のおすすめのお菓子はイチジク
をメインにマロンとさつまいも入り
 
無花果(イチジク)のパンケーキ
¥1280(税込)

10/1~10/31までなら、ご
賞味できます。但し、数量限定なの
でお早めに!




【今回のポイント】

→『なぜ、ハロウィンに仮装するのか?』、『なぜ、お菓子でもてなすのか?』を、簡単に説明しながら、ハロウィンとパンケーキとをつなげるストーリーにすることが今回のポイントです。

→そうしないと、『何となく』の雰囲気だけで行動してしまうので、一過性で終わってしまいます。

→このようなストーリーで、ハロウィンの意味を知ることで、『また来年も食べようね』とか、『来年はどんなパンケーキかな?』と、継続性が出るのです。

→折角のきっかけを、一過性にしてしまっては、もったいないと思いませんか?

→さらに、『ハロウィンの日に、仮装で来店されると、〇〇をプレゼント』とすると、もっと盛り上げりますね。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則