こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
人は、不安を少なくするために、現状を維持しようとする傾向があります。
そのため、新しいことをしようとすると、痛みを感じるのです。
しかし、この痛みを感じた時だけ真剣になれます。
この時、目の前の痛みに対して、『行動するのか?』、『行動しないのか?』、を決めるのです。
現状を維持しようとする人は、大抵の場合、『行動しない』方を選びます。
なぜなら、その方が、しばらくは現状が維持できるからです。
特に、真面目で、ウソが付けない人ほど、『行動しない』方を選ぶ気がします。
この『行動しない』方を選ぶ人が考えていることは、『環境は変わらない』です。
『環境は変わらない』と思っているから、今まで通り、真面目にやっていればいいとなり、ウソを付くこともないと言うことになります。
なので、努力が必要な行動は好まないのです。
では、ちょっとやんちゃで、ウソが付ける人はどうでしょうか?
この人は、基本的に、『環境は変わる』と考えています。
だから、もしも、今の環境がダメなら、『環境を変えなければいけない』と思っているのです。
なので、今まで通り、『環境は変わらない』と考えている人からすると、ちょっとやんちゃに見えるのでしょう。
当然、環境が変わった後のことを言ってしまうので、ウソと捉えられてしまいます。
そうなると、この人が置かれている環境は、当然、過酷になることが多いです。
なので、問題が起こりやすく、問題を解決するために、『行動する』方を選ぶことになります。
とにかく、行動して、今の環境を変えないことには、何も始まらないと思っているからです。
ここで、誤解を避けるために言っておきます。
何も、真面目で、ウソを付かない人が悪くて、ちょっとやんちゃで、ウソを付く人が良いと言っているのではありません。
『置かれている環境を、どうのように考えているのか?』が問題なのです。
特に、ビジネスの場合、『環境が変わらない』から、現状維持ではダメになります。
それよりも、『環境は変わるもの』と考えて、『いつ過酷な状態になってもおかしくない』と思っていなければ上手くいかないのです。
また、社長さんだけが、『環境は変わる』と思っていても、社員さんやパートさんが、『環境は変わらない』と思っていては上手くいきません。
◆(1)『これから、環境はどう変わるのか?』
◆(2)『問題があるとすれば、何が問題なのか?』
◆(3)『その問題を解決するには、どんな課題があるのか?』
◆(4)『これらをハッキリと言葉し、数字に落とし込んでいるのか?』
これらの事柄を理解して、共通のゴールを目指していなければいけないのです。
今のままで、何も『環境は変わらない』から、リスクを取らず、安全志向で、新しいことを何もしなければ、現状維持どころか、ただ衰退するだけになります。
確かに、『環境が変わらない』状態はありますが、それはほんの短期間だけです。
長期的には、『環境が変わって当然だと思います。
人は痛みを感じた時だけ真剣になれるので、目の前に痛みを感じた時がチャンスなのです。
この時に、覚悟を持って、『行動する』を選んで下さい。
それが、自分の成長だけでなく、会社の成長にもつながって行きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則