店頭看板の事例(生花店の敬老の日プレゼント) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

生花店さんの『敬老の日プレゼント』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

明日、9月19日(月)は、『敬老の日』です。

少し前から生花店さんが、この日に向けて、『敬老の日のプレゼント』をお知らせしている店頭看板になります。

イラストが可愛いですね。

できれば、『誰に、何を、なぜ』をシッカリ伝えてみたいと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>敬老の日
>(イラスト)
>いつもありがとう
>9月19日(月)
>近くに居ても、遠く離れていても・・・
>大好きなおじいちゃん、おばあちゃんへ
>心を込めたフラワーギフトはいかがでしょうか?
>地方配送承っております。
>サービス地域 ¥378~お届け出きます。
>お持ち帰りも事前にお申し込みをオススメしています。
>詳しくはスタッフまでお声掛け下さい。



→まず、『誰に、呼び掛けるのか?』から考えたいですね。

→『おじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントする人』に呼び掛けるのですが、この人達が悩むのは、『どんな花を送ればいいだろうか?』になります。

→それと、『いつも同じお花になってしまう』という悩みもありそうですね。

→この辺りの悩みで、呼び掛けてみたいと思います。

→次は、できれば、『何を、なぜ』を伝えたいですね。

→これは、『こんなお花は、いかがですか?』と、投げ掛けましょう。

→『なぜなら、こうだからです』とします。

→後は、『ありがとうや大好きをメッセージカードに一言添えてプレゼントして下さい』と、プレゼントするシーンが浮かぶように伝えて、行動を促しましょう。

→配送もできることを、最後に伝えます。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(生花店の敬老の日プレゼント)
敬老の日にプレゼントするなら、お
じいちゃんやおばあちゃんが好きな
花が一番です。
でも、『いつも同じお花になってし
まう』と、お悩みのあなたに
黄色の花で香りが良い『カロライナ
ジャスミン』はいかがでしょうか?
 花言葉は、『長寿』です。
『ありがとう』や『大好き』をメッ
セージカードに一言添えてプレゼン
トして下さい。
地方配送も承っております。
詳しくは、スタッフまで!




【今回のポイント】

→『敬老の日のプレゼント』をお知らせするだけではなく、『誰に、何を、なぜ』をシッカリ伝えることが今回のポイントです。

→やっぱりプレゼントには、おじいちゃんやおばあちゃんが好きな花を贈るのが一番なのですが、毎年贈っていると、どうしても同じ花になってしまいます。

→今回は、『そんなあなたに』と呼び掛けることからのスタートです。

→このように呼び掛けることで、同じ悩みの人には、興味を持ってもらえます。

→それと、できれば、『何を、なぜ』を伝えたいですね。

→今回の『何を』は、『カロライナジャスミン』というお花を勝手にオススメしましたが、『なぜ』が、花言葉の『長寿』になります。

→ここが納得してもらえれば、何でもいいのです。

→ただ単にプレゼントするのでなく、『誰に、何を、なぜ』プレゼントするのか?が大切だと思います。


こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則