こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
30年前までは、タバコを吸っていましたが、それからずっとタバコを吸っていません。
なので、今は、タバコの煙がたまらなく苦手です。
もしも、前を歩く人がタバコを吸っていたら、全速力で追い抜いて、その前を歩きます。
そもそも私が、タバコを吸いだしたのは、タバコが好きだったからではありません。
昔、住宅の現場監督をやっていた時に、タバコが必要だったのです。
例えば、住宅の現場に行って、始めての職人さんに話しかける時は、ちょっと緊張します。
そんな時は、休憩時間の時に、タバコを1箱持って行って、『ちょっと、火あります?』とお願いするのです。
そして、『よかったら、どうですか?』と、タバコを1本差し出せば、気難しそうな職人さんでも、意外と受け取ってもらえます。
こんなタバコのやり取りがきっかけになって、職人さんとの距離が縮まり、仲良くなれることが多いのです。
このように、タバコには良い面があります。
例えば、
◆(1)『リラックスできる』
イライラしている状態でニコチンを取ると、イライラを鎮める効果がある。
◆(2)『やる気がでる』
ニコチンはアドレナリンの分泌を促すので、すぐにやる気を出す時に、いい。
◆(3)『コミュニケーションがとれる』
タバコを吸うと交流が深まり、人間関係があまりない時に、仲良くなるきっかけになる。
この(3)が私の場合です。
しかし、もちろん悪い面もあります。
例えば、
◆(1)『健康に悪い』
◆(2)『臭いがイヤがられる』
◆(3)『歯が汚くなる』
◆(4)『味覚が鈍る』
◆(5)『老化を促進させる』など
まだまだ、あると思います。
タバコを吸っている人も『健康に悪い』と分かっているのです。
しかし、止められません。
なぜなら、人は、『痛みを避けて、快楽を求める』からです。
『えっ』と思うかもしれませんね。
タバコが嫌いな人なら、タバコの悪い面を『痛み』と感じ、すぐに止められるはずですね。
ところが、タバコを吸っている人の『快楽』とは、先程の『タバコの良い面』のことになり、その『快楽』がなくなることを、『痛み』と感じてしまいます。
なので、タバコを吸っている人にとっては、タバコを止めることが『痛み』になるのです。
同じ現象でも、解釈の違いで、『痛み』と『快楽』が変わって来ます。
これは、単に解釈の違いだけで、『痛みを避けて、快楽を求める』ことに変わりはないのです。
では、タバコは止められないのでしょうか?
決してそうではありません。
現状に疑問を持ち、解釈を変えられるきっかけが起これば変えられるのです。
それは、『もっと大きな痛みが起こる』とか、『もっと強い快楽が得られる』時に起こります。
例えば、
『病気で医師から、タバコを止めるように言われた時』
『子供さんが生まれて、子供さんの健康のためにと感じた時』など
どうだろうか?
このような、現状に疑問を持ち、解釈を変えられるきっかけが起これば、タバコだけではなく他のことも変えられるのです。
変えるコツは、『フリをすること』になります。
今までの自分ではなく、解釈が変わった自分になって、その『フリをする』だけでいいのです。
今までの自分なら、変わることができなかったことでも、『フリをしている自分』なら簡単にできてしまいます。
なぜなら、『もっと大きな痛みが起こるを避けたい』し、『もっと強い快楽が得られることを求める』からです。
あなたにとって、何が『痛み』で、何が『快楽』でしょうか?
このことがハッキリすると、もう、タバコは簡単に止めれます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則