具体的な計画を作る5つの要素とは? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

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もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。



先日のブログ記事、『 いつも計画が達成できないと悩んでいる人へ 』で、具体的な計画を立ててから行動する方が達成しやすいと書きました。

そのための条件として、

◆(1)『頭でイメージできるくらいハッキリとした目標があること』

◆(2)『その目標が達成できる正しい方法が分かっていること』

◆(3)『その目標が達成できると信じてやり続けていること』


この3つの条件が必要だとも言いました。


今回は、具体的な計画を作るために必要な『5つの要素』のお話しです。

次の『5つの要素』を意識すると、具体的な計画が作りやすくなるでしょう。

それは、


◆(A)『メリットがあること』

メリットとは、計画を立てて得られる結果の『利点』や『価値ある特徴』のことです。

これは、自分事で喜べる結果でよいと思います。

最初は、それぞれが自分にとっての『メリットがある』と、感じることが大切です。




これがハッキリすると次は、

◆(B)『テーマがあること』

テーマとは、『主題』です。

『メリットに意味づけ』をします。

それぞれの『メリット』を手に入れるために、『中心的な課題の共有』が必要になるでしょう。

なぜなら、この『テーマ』があいまいで、『メリットの意味づけ』ができていないと、それぞれが自分勝手な考えをするようになり、バラバラな行動をするようになるからです。

なので、必ず、ハッキリとした『テーマ』を持ちましょう。




これがハッキリすると次は、

◆(C)『ゴールがあること』

ゴールとは、『目的地』です。

できれば、『テーマ』が最大となるような『目標』がいいと思います。

なぜなら、『ゴール』を達成可能な目標にしてしまうと、今まで以上のことを考えないし、今まで以上の行動しようとしないからです。

これでは、それぞれが成長しないし、会社の成長も期待できません。

目標は達成できるかできないか、五分五分の『ゴール』を決めることがポイントになります。

決める内容は、『いつまでに』、『いくら』、『何をするのか』です。




これがハッキリすると次は、

◆(D)『シナリオがあること』

シナリオとは、『達成への筋書き』です。

『ストーリー』と似ていますが単なるあらすじではなく、もっと、『具体的なシーンの構成』や、『具体的な行動』を示します。

ここでのポイントは、『優先順位』です。

『何を優先し、何を優先しないのか?』を選んで、しっかりとした『シナリオ』に落とし込んでいきます。

この時、不測の事態に備えて、『次のシナリオ』を用意しておくことができれば理想です。




これがハッキリすると次は、

◆(E)『アクションがあること』

アクションとは、文字通り、『行為、行動、動作』のことです。

シナリオで決められた具体的な行動に集中します。

ここでのポイントは、この時点であれこれ考えないことです。

失敗する人の多くは、ちょっと上手く行かなければ、途中であれこれ考えます。

しかし、ここで考えてもほとんどが、『マイナスのこと』ばかりです。

ここは、結果が出るまで、とにかくただ目の前の行動に集中することが大切になります。

例え、その結果が失敗でもいいのです。

失敗から学ぶことは、とても多くあります。




これらの『5つの要素』の中で、一番大切な要素が、(B)の『テーマがあること』です。

主題である中心的な課題の共有が、計画の達成では不可欠になります。

例えば、(A)の『メリットがあること』では、『最初は、それぞれが自分にとってのメリットがあると、感じることが大切です』と言いました。

そのメリットが、社長さんの場合ですと、『売上げアップやコストダウン』につながることが多いでしょう。

しかし、スタッフさんの場合は、『働きやすさや働きがい』につながることが多いのです。

このように立場の違いによって、『メリット』が違うのは、『当たり前』になります。

だから、『メリットを意味づけ』した、『テーマの共有』が必要なのです。



例えば、それぞれのメリットを手に入れるには、『共通の誰に納得してもらわなければいけないのか?』、そのためには、『何を覚悟して、どの方向で取り組む必要があるのか?』など、中心的な課題を見つけて、『テーマ』にしなければいけません。



どうでしょうか?



『5の要素』から作られる具体的な計画は強力です。

きっと、今までと違った計画になると思いますよ。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則