店頭看板の事例(整骨院の酸素カプセル) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

整骨院さんの『酸素カプセル』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

整骨院さんが、『酸素カプセル』をおすすめしている店頭看板です。

昔、サッカーのベッカムさんが、怪我の短期回復のために、『酸素カプセル』を利用して有名になりました。

また、野球のイチローさんも、自宅に置いていて利用していると話題になったことがあるほど、スポーツ選手の間で人気です。

では、『スポーツ選手でない場合は、どんな時使えばいいのだろうか?』を、伝えてあげるといいと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>スポーツ選手も愛用の酸素カプセル
>こんな症状におすすめ
>・疲労回復 ・美容
>・睡眠不足 ・スポーツ後
>・二日酔い ・目(視力)
>・ダイエット ・メタボリック



→『こんな症状におすすめ』とあるので、何となく分かったような気がします。

→しかし、これではハッキリしないので、なかなか行動できないのです。

→では、どうすればいいのでしょうか?

→ハッキリしないのは、『誰に呼び掛けているのか?』をハッキリ決めていないからです。

→なので、ここをハッキリさせます。

→例えば、『こんなビジネスマンのあなたに』と、ハッキリさせるのです。

→ここで、このように『呼び掛ける相手を絞り込むと、そうでない相手を逃がしてしまう』と言われる人がいます。

→しかし、現実的には、『誰に呼び掛けているのか?』ハッキリしていない方が、逃がしているのです。

→例えば、(A)の『この商品をおすすめ』といきなり売り込まれるのと、(B)の『こんなことで困っているあなたに、これをするとラクですよ』と言われるのとでは、(A)よりも(B)の方が、興味が湧いてきませんか?

→この場合、もしも、呼び掛けている相手でなかったとしても、『私の場合は、どうだろうか?』となりやすいのです。

→これは、『誰に呼び掛けているのか?』がハッキリしているからになります。

→その後は、『酸素カプセル』の簡単な説明をして、行動しやすいように促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(整骨院の酸素カプセル)
お仕事でストレスや疲れがたまって
いて、中々抜けないビジネスマンの
あなたに

そんな時は、スポーツ選手も愛用し
ている『酸素カプセル』を利用する
とラクですよ!

約1.3気圧のカプセルの中で良質
の酸素を取り入れると、筋肉や細胞
が活性化されストレスや疲労感が軽
減されます。

『疲れたかな?』と感じたら酸素カ
プセルで早めのケアを!
二日酔いの改善にも効果的です。
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『この商品をおすすめ』といきなり売り込むのではなく、『こんなことで困っているあなたに、これをするとラクですよ』と、『誰に呼び掛けているのか?』をハッキリさせることが今回のポイントです。

→『誰に呼び掛けているのか?』をハッキリさせないから、お客さんは『売り込み』と感じてしまうと言ってもいいでしょう。

→なので、必ず、『誰に呼び掛けているのか?』を、まず伝えたいですね。

→その上で、『何をすると、どうなるのか?』を伝えましょう。

→このような流れで伝えると、決して売り込みにはなりません。

→むしろ、お客立ち情報と感じてもらえるお客さんもいます。

→ちょっとした流れを作るだけの違いですが、その違いは大きいです。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則