店頭看板の事例(立ち飲み居酒屋店のイカ焼きおでん) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

立ち飲み居酒屋店さんの『イカ焼きおでん』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

立ち飲み居酒屋店さんが、『イカ焼きとおでん』をお知らせしている店頭看板です。

今回のポイントは、この看板が置かれている場所に、ポイントがあります。

この看板が置かれている場所の右側が、『人通りがとても多いメイン通り』です。

そして、この看板が置かれている場所の左側30歩~40歩のところにお店があります。

メイン通りと比べると、全く人通りがない道路に面しているのです。

なので、この看板がポイントになります。

おそらく、この看板がなければ、ここに、このようなお店があることに気付かなかったことでしょう。

このことを、ここの店長さんはよく分かっているのです。

だから、『誘導している』のだと思います。

であれば、『矢印』と、『どんな特徴のお店なのか?』は、上部に書いた方がいいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>『店名』
>おでん、おいしい
>と
>テイクアウトOK、いかやき
>おひとり様も大歓迎
>←この先だいたい
>30~40歩




→まず、『どんな特徴のあるお店なのか?』を一番上に書いて、その次に、そのお店が、『この先だいたい30歩~40歩』と、『矢印と数字』で誘導しましょう。

→そして、『おでん』と、『イカ焼き』のどちらか1つを絞って、『食べて欲しい』と訴えます。

→仮に、『イカ焼きを食べて欲しい』とすれば、やっぱり『写真』が必要です。

→その後に、『おでんも美味しい』とすればいいと思います。

→立ち飲み屋さんなので、お酒の情報も欲しいですね。

→最後は、『お一人様でも、お仲間とでも、楽しめますよ』と、行動を促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(立ち飲み居酒屋店のイカ焼きおでん)
イカ焼きとおでんの立ち飲み屋さん
←この先、だいたい30歩~40歩
まずは、イカ焼きを食べてって!
 チーズイカ焼き卵入りがオススメ!
1分ですぐに焼けるのでお待たせし
ません。おでんも美味しく炊けてる
し、お持ち帰りもOKです。
生酒、酎ハイ、ビールもキ~ンと冷
えて、お一人様でもお仲間とでも楽
しめます。『店名』『営業時間』




【今回のポイント】

→まず、『どんな特徴のあるお店なのか?』を一番上に書いて、その次に、そのお店が、『この先だいたい30歩~40歩』と、『矢印と数字』で誘導することが今回のポイントです。

→そうしないと、『ここに、お店があること』に気付いてもらえません。

→気付いてもらえないということは、お店がないのと同じになります。

→なので、この看板が置かれている場所に、ポイントがあるのです。

→『ここに、お店があること』に気付いてもらえたら、次は、『どんな美味しいものが食べれるの?』となります。

→そこで、『このイカ焼きの写真』で、アピールするのです。

→『写真』は、どんな言葉よりも注目されます。

→このように、気付いてもらって、注目してもらえば、ハッキリいって、店頭看板の目的は達成です。

→後は、お店の雰囲気やスタッフさんの対応で、お客さんの満足度が決まります。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則