店頭看板の事例(ヘッドマッサージ専門店のお試し案内) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

ヘッドマッサージ専門店さんの『お試し案内』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

ヘッドマッサージ専門店さんが、『お試し案内』をしている店頭看板です。

水もオイルも使わず、オールハンドによるヘッドマッサージに特化したサービスになります。

ヘッドスパもいいけど、『髪を濡らして乾かすのはちょっとイヤ』と思う時などに最適です。

気軽にできて、頭が軽くなるだけでなく、身体全体も軽くなるでしょう。

できれば、そんなヘッドマッサージを、『誰にオススメすればいいのか?』を考えて、呼び掛けて欲しいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>とろける気持ちよさ
>水・オイルを使わず頭の筋肉を
>オールハンドでほぐします。
>つい眠ってしまう心地よさ!
>施術後は頭が軽い!スッキリ!
>いつもと違う景色に出逢える・・・
>PCやスマホで疲れた目まわりの
>筋肉にもアプローチします。
>視界がクリアに!目もパッチリ!
>トライアル価格(初回の方)
>30分 ¥3000 → ¥2500
>60分 ¥6000 → ¥4700




→『誰にオススメすれがいいのか?』を考えるポイントは、『一番困られている症状は何か?』から考えると、ハッキリしやすいですね。

→例えば、現状看板の中にもある、『スマホやパソコン作業での目のまわりの疲れ』などがあげられます。

→であれば、『こんなことで、目のまわりが疲れたり、肩がコリコリになったりしていませんか?』と呼び掛けるといいですね。

→そして、『意外と、〇〇が原因なんですよ!』と、お客さんが知らないことをズバリ伝えます。

→こうすることで、『えっ、そうなの?』と思ってもらえれば、興味を示してもらえるのです。

→ここで、『ふ~ん』となれば、ここまでかもしれません。

→でも、それでいいのです。

→全員でなくても、興味を示してもらえたお客さんにだけに、体験してもらえればいいと思います。

→その後、マッサージの効果を簡単に説明して、行動を促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(ヘッドマッサージ専門店のお試し案内)
スマホやパソコンでの作業が多く、
目の周りが疲れたり、肩がコリコリ
になったりしてませんか?
意外と、頭が凝っていることが原因
なんですよ!

ストレスなどで頭皮が硬くなると、
頭の筋肉が動かなくなり、血行が悪
くなり症状が出やすくなります。
肩、首、頭の順でマッサージしてい
くと気持ちよくなり、ほとんどの方
が眠ってしまうことが多いです。

目が覚めると、頭がスッキリ軽く、
視野もパッチリ広がります。
肩首、顔、頭、目周辺60分コース
通常¥6000→お試し¥4700
まずはこちらまでお電話を!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→まず、ヘッドマッサージを、『誰にオススメすればいいのか?』を考えて、呼び掛けることが今回のポイントです。

→呼び掛けることで、『こんな症状で困られているあなたに、お知らせしたい』というメッセージが届きやすくなります。

→もちろん、全員に届くことはありません。

→でも、呼び掛けた症状で、本当に困っている人だけに、届けばいいのです。

→そのほうが確実に届きます。

→今回は、『お試し案内』なので、割引き価格で案内していますが、次回は、通常価格です。

→そうすると、『通常価格が高い』と感じて、リピートしにくくなります。

→それを防ぐために、『30分 ¥3000のコース』は、載せないほうがいいですね。

→もしも、価格に敏感な人がお試し体験をして、また行きたいとなったら、今度は、『60分 ¥6000のコース』でなく、『30分 ¥3000のコース』に来てもらえれば、前回よりも安い価格で受けることができます。

→次回の通常価格でも、来やすい価格設定も必要です。

→どうでしょうか?



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則