店頭看板の事例(クライミングジム店のボルダリング) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

クライミングジム店さんの『ボルダリング』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

クライミングジム店さんが、『ボルダリング』をお知らせしている店頭看板です。

クライミングと言ってもいろいろあって、比較的、初心者でも気軽に楽しめるのが『ボルダリング』になります。

実は、老若男女、誰でも楽しめるスポーツで、筋肉を使わなくても登れるところが人気の理由なのです。

でも、この辺りを伝えていないと、『辛そう』というイメージから、敬遠されてしまいます。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>クライミングジム
>『店名』
>京都で最大級のボルダリングジムです!
>予約なしでご利用いただけるので
>ぜひお立ち寄り下さい!
>1日体験(for visiter)
>一般(adult)¥3000
>学生(student)¥2500
>見学のみの方も大歓迎!



→まず、『ボルダリングをする必要性』を、ハッキリさせたいですね。

→そのために、『なぜ、ボルダリングが人気なのでしょうか?』と、問い掛けることで注目してもらいます。

→そして、『それは、〇〇です』と、ズバリ言い切りましょう。

→そうすることで、このことに関心のあるお客さんに、必要性を感じてもらえるのです。

→その後、人気の理由の説明を簡単にします。

→その上で、『1日体験』等の案内をしましょう。

→こうすることで、やっと、必要性を感じたお客さんと、商品がつながります。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(クライミングジム店のボルダリング)
なぜ、『ボルダリング』が人気なの
でしょうか?

それは何と言っても、達成感です。
『これがあるから止められない』と
登り切った時に達成感を人気の理由
にあげられます。

また筋肉を使わなくても登れるので
老若男女、誰でも楽しめるのも魅力
の1つです。

1日体験コース(一般)
¥3000(学割もあります)

ご予約なしでご利用頂けます。見学
のみも大歓迎!ぜひお立ち寄りを!
京都で最大級のボルダリングジム
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→業種名と店名、商品名をいきなり伝えるのでなく、『ボルダリングをする必要性』をハッキリさせ、そのために、『なぜ、ボルダリングが人気なのでしょうか?』と、問い掛けることで注目させることが今回のポイントです。

→人気の理由が、『達成感』であることを知って、このお客さんが関心を示して、必要性を感じてもらえれば、おすすめしやすくなります。

→逆に、関心を示してもらえなければ、必要性を感じてもらえないので、そこまでです。

→でも、それはそれで、いいと思います。

→なぜなら、全員にオススメする必要がないからです。

→『一度、その達成感を味わいたい』を思った人にだけ、体験してもらえればいいと割り切ることも大切だと思います。

→なので、『ボルダリングをする必要性』をハッキリさせることがとても大切です。

→後は、『体験するには、どうすればいいのか?』の連絡先を伝えてあげましょう。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則