店頭看板の事例(コンビニ店のカレーパン) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

コンビニ店さんの『カレーパン』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

コンビニ店さんが、『カレーパン』をおすすめしている店頭看板です。

このようなお知らせを、とても積極的に行われています。

季節の話題から入って、オススメのカレーパンにつなげて行く流れもいいですね。

ただ、できれば、『なぜ、カレーパンをオススメするのか?』を伝えられるともっといいと思います。


ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>暑くなってきたので、カレー!
>1年中販売されているカレーパンですが、
>今がいちばん種類が豊富です。
>辛さも具材もさまざま!
>お気に入りのカレーパンを探してみては
>私のオススメは
>『おすすめ商品名』
>『おすすめの理由』
>1度おたしかめ下さい!




→『なぜ、カレーパンをオススメするのか?』を伝えるには、まず、『誰に、オススメなのか?』を伝えると、流れがとてもいいですね。

→例えば、『暑くなって来て、夏バテが心配なあなたに』と、オススメに相手をハッキリさせます。

→そして、『食欲がなくなったり、体がだるくなったりしませんか?』と、問題を投げ掛けるのです。

→その上で、『なぜ、カレーパンをオススメするのか?』を伝えます。

→そうすると、『そう言われれば、カレーパンもいいかも』となれば、興味を持ってもらえるのです。

→こうして、興味を持ってもらってから、『私のおすすめのカレーパン』を紹介して、『おすすめの理由』を伝えて、選んでもらいましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(コンビニ店のカレーパン)
暑くなって来て、夏バテが心配なあ
なたに

食欲がなくなったり、体がだるくな
ったりしませんか?

そんな時は、辛いものをパクッと食
べるのが効果的です。

暑くて食欲がない時でもカレーパン
ならガッツリいけますよ!

私のオススメは、
『おすすめ商品名』
『おすすめの理由』
一度お試しを!




【今回のポイント】

→商品をおすすめする場合は、『何をおすすめするのか?』も大切ですが、『誰に、なぜ、おすすめするのか?』は、もっと大切です。

→この『誰に、なぜ、何をおすすめするのか?』をハッキリお知らせすることが今回のポイントになります。

→そうしないと、商品だけをおすすめされても、お客さんはイメージできないのです。

→『こんなあなたに、こんなことありませんか?』と言われて、『あっ、そう言えば』と、イメージします。

→『この最初にイメージしてもらうかどうか?』で、『ああ、だから、カレーパンなのか?』となりやすいのです。

→単に商品をおすすめするのと、お客さんに納得してもらった商品をおすすめするのとでは、反応がまったく違ってきます。

→その上で、『あなたのおすすめの商品』をお知らせしましょう。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則