店頭看板の事例(携帯ショップのガラス面修理) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

携帯ショップさんの『ガラス面修理』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

携帯ショップさんが、『iphoneとipatのガラス割れの修理』をお知らせしている店頭看板です。

多くの人が毎日持ち歩いている携帯電話は、壊してしまうことも多いでしょう。

故障の原因のベスト3は、

(1)『水没』

(2)『ガラス面の破損』

(3)『落下』

のようです。

特に、今回お知らせしているものは、(2)の『ガラス面の破損』が多く見られます。

こうなると、『まあ、液晶画面が見えにくいけど何とか使えるから、このままでもいいか』と、なりやすいです。

なので、『ガラス面の破損』があっても、気にせず使い続けている人には、この看板では響かきません。

では、どうすればいいのでしょうか?



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>iphone,ipad
>30分~で修理できます!
>『ガラス割れ』
>iphone6:14800
>iphone5s/c:12800
>iphone5:11800




→何をすれば、いいのかと言うと、それは、『必要性』を伝えるのです。

→『なぜ、ガラス面が破損している状態で、使ってはいけなのか?』と、お知らせしなければ興味を持ってもらえません。

→ここで、『誰に対して、お知らせするのか?』が大切になります。

→例えば、『小さなお子さんがいるママさん』にと、あえてお知らせする相手を絞り込むと、『必要性』もハッキリするのです。

→『ガラス面が破損していたら、小さなお子さんにどんな弊害があるのか?』を教えることで、『必要性』に気付いてもらいます。

→また、『小さなお子さんがいない人』でも、『なぜ必要なのか?』が理解できれば、『それはイヤだわ』となって、興味を持ってもらえるのです。

→『必要性』に気付いてもられば、後は、現状の看板の内容をお知らせすればいいと思います。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(携帯ショップのガラス面修理)
小さなお子さんがいるママさんに!

今お使いの『iphone』のガラ
ス面が割れていませんか?

ガラス面が割れると使い辛いだけで
なく、細かなガラス破片が気付かな
い間に飛び散り、食事やお子さんの
口に入ってしまうこともあります。

もしも割れていたら、今すぐの修理
がおすすめです。

『ガラス面の交換』
iphone6:¥14800

その他、30分~で修理できます。




【今回のポイント】

→例え、壊れていても、『このままでもイイ!』と思っている人には、『なぜ、ガラス面が破損している状態で、使ってはいけなのか?』という『必要性』をお知らせすることが今回のポイントです。

→それと、『必要性』を強くするには、『誰に対して、お知らせするのか?』が大切になります。

→つまり、『誰に対して、なぜ、これをする必要があるのか?』を、お知らせするのです。

→そうすると、単に、『ガラス面の交換』と商品メニューを伝えるだけより、メッセージが強くなるので、興味を持ってもらいやすくなります。

→今回は、『ガラス面の交換』ですが、さらに、『ガラス面の破損予防』として、『保護シート』をおすすめすることもできるのです。

→自分だけなら、『そんなのいらないです』となるかもしれませんが、お子さんのことを思うと、『それもしておこうかな?』と成りやすいと思います。

→、『誰に対して、なぜ、これをする必要があるのか?』、販促物を考える時には、ぜひ思い出して下さいね。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則