店頭看板の事例(理容室の女性顔そり) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

理容室さんの『女性顔そり』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

理容室さんが、『女性の顔そり』をお知らせしてる店頭看板です。

最近、理容室で顔そりをする女性が増えています。

では、『なぜ、増えているのでしょうか?』、この辺りの事情を具体的に、お知らせしたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>『店名』
>真珠のように白く輝く肌へ
>女性のお顔そりエステ
>60分 ¥5000
>ご新規様 ¥4000
>お顔そりのみ ¥3000
>女性専用のお時間ございます。
>20:00~22:00
>完全予約制
>完全貸切制
>女性スタッフが担当します。



→『真珠のように白く輝く肌へ』という結果も魅力があります。

→しかし、その前に、『どんなことで困っているのか?』を、具体的にお知らせしたいですね。

→それと、その原因も伝えることで、『だから、顔そりすると、こんないい結果になるんですよ』としたほうが、説得力があります。

→文中で、『新規様のみ ¥4000』とありますが、安さ感をだすのなら、『顔そりのみ ¥3000』だけでいいですね。

→なにも、新規様だけを安くする必要はないと思います。

→顔そりの価値を納得してもらえれば、ちゃんとお金を払ってもらえるはずです。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(理容室の女性顔そり)
化粧のりが悪くて、ファンデーショ
ンが浮いたようになるあたなに
ひょっとしたら、産毛や古い角質の
せいかもしれませんよ!
そんな時は、『顔そり』をおすすめ
します。
顔そりすると、肌とファンデーショ
ンが密着するので化粧崩れがしにく
く、産毛の影がなくなるので肌色が
明るくなると評判です。
◆『顔そりのみ』 ¥3000
顔そり後、美容成分を取り込むエス
テをすると、さらにプルプル・スベ
スベになりますよ。
◆『顔そりエステ』 ¥5000
午後8時~10時の女性専用の時間
帯なら、女性スタッフが担当!
(完全予約制)
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→単に結果だけをお知らせするだけなく、『どんなことで困っているのか?』を、具体的にお知らせし、その原因も伝えることで、『だから、顔そりすると、こんないい結果になるんですよ』とすることが今回のポイントです。

→こうすることで、『顔そり』をする必要性が、イメージしやすくなると思います。

→お客さんは、イメージできないことは興味を持ちません。

→『どんな時に、顔そりが必要なのか?』を考えて、お知らせしてあげて下さい。

→もしも、いくら考えても分からない時は、利用されているお客さんに、『ちょっとすみません』、『分からないので教えてもらいたいのですけど』、『どうして顔そりをしようと思われたのですか?』と聞けば、たいてい事情を教えてもらえるはずです。

→まだ利用するお客さんがすくない商品には、『必要性とイメージ』が大切だと思います。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則