店頭看板の事例(薬局店の黒ニンニク・オルニチン) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

薬局店さんの『黒ニンニク・オルニチン』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

薬局店さんが、『明日への活力』のために、『黒ニンニクとオルニチン』をおすすめしている店頭看板です。

薬事法の関係で、『どこまでの表現が許されるのか?』、もう一つハッキリしませんが、これでは、『どんな場面で使えばいいのか?』が分かりません。

その辺りを、もう少しハッキリさせたいと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>明日への活力!
>熟成黒にんにく オルニチン
>1500円/袋
>朝から元気にイキイキと!
>まずは2週間お試しあれ!




→まず、『熟成黒にんにく&オルニチン』が、『どんな場面で使えばいいのか?』を考えます。

→例えば、『お酒を飲み過ぎた時に、飲めば体がラクになる』としましょう。

→このように、具体的な場面が分かるようにしてから、商品をおすすめするほうが、理解しやすいと思います。

→でも、『一場面だけだと、用途が限られてしまうのでは?』と思う方も多いです。

→しかし、それでもハッキリした場面を示すほうが、『こんな時に、必要なのか?』と、買うきっかけができます。

→もちろん、これ以外でも、『毎日の生活習慣が乱れがちな時に、飲めば朝スッキリ起きることができる』としてもいいのです。

→そして、おすすめする商品は同じでも、『どんな場面で使えばいいのか?』が変われば、また別の看板でおすすめすればいいと思います。

→そのほうが、この商品の必要性が伝わりやすくなるのです。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(薬局店の黒ニンニク・オルニチン)
仕事で飲み会が多く、ついつい飲み
過ぎてしまうあなたに

体に負担をかけ過ぎていませんか?

黒にんにくとオルニチンのパワーで
お酒による肝臓の疲れをやわらげま
しょう。

『熟成黒にんにく&オルニチン』
1袋 1500円

『酒が残るようになったなぁ~』と
感じたら、コレをお試し下さい。




【今回のポイント】

→『熟成黒にんにく&オルニチン』が、『どんな場面で使えばいいのか?』を考えて、具体的な場面が分かるようにしてから、商品をおすすめすることが今回のポイントです。

→そのほうが、商品の必要性をお客さんに、イメージしてもらいやすくなります。

→特に、『何に良いのか?』が分かりにくい商品の場合は、お客さんにイメージしてもらえない限り、まず売れません。

→なので、最後に、『酒が残るようになったなぁ~』と、お客さんが感じられるセリフを使って、リアルに伝えているのもそのためです。

→そうすると、『そう言えば、そうだな』と、なって興味を持ってもらいやすくなります。

→抽象的な表現より、具体的な表現を意識するといいですね。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則