店頭看板の事例(写真専門店の缶バッチ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

写真専門店さんの『缶バッチ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

写真専門店さんが、『写真から缶バッチ作りませんか?』とお知らせしている店頭看板です。

なかなか面白い企画と思います。

最近は、スマホで撮った写真をプリントアウトしませんが、このような呼び掛けにより、『缶バッチを作ってみようかな?』と、プリントアウトした写真に興味を持ってもらえることができるのです。

丸型の缶バッチは、簡単に作れて、結構人気が高いグッズの1つで、特に思い出の写真で作った缶バッチを、布製のバックに付けると嬉しくなります。

でも、もう少し、缶バッチを作る前後の様子がイメージできるようにしたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>期間限定イベント 5/15まで
>写真から缶バッチ作りませんか?
>・31mmサイズ→¥200
>・54mmサイズ→¥300
>最短30分仕上げ




→この店頭看板で、『何をするのか?』は分かるのですが、『なぜするのか?』がないのでイメージしにくいと思います。

→なので、まず『どんな写真を使って、どんな理由でオススメしているのか?』をお知らせしたいですね。

→たぶん、通りがかりのお客さんが多いので、『最短30分仕上げ』は、長く感じると思います。

→せめて、期間限定イベントの間は、『最短15分仕上げ』としたいです。

→それと、作った缶バッチは、自分だけでなく、プレゼントとしても使えることをお伝えすると用途が増えるので、さらに興味を持ってもらえると思います。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(写真専門店の缶バッチ)
スマホやデジカメで撮ったお子さん
やペットなどのお気に入りの写真を
自分だけのオリジナル缶バッチにし
て、持ち歩いてみませんか?

そんな缶バッチが、最短15分でで
きます。(期間限定5/15まで)

◆31mmサイズ → ¥200
◆54mmサイズ → ¥300

可愛いお子さんの笑顔をおじいちゃ
んやおばあちゃんにプレゼントされ
ると、きっと大喜びされますよ!

『缶バッチ』と店頭スタッフまで!




【今回のポイント】

→『何をするのか?』だけでなく、『どんな写真を使って、どんな理由でオススメしているのか?』をお知らせすることが今回のポイントです。

→そうしないと、なかなかお客さんにイメージしてもらうことができないので、興味を持ってもらえません。

→理由をオススメすることで、『なぜするのか?』が分かると、『なるほど、それもいいかもしれないね』と、なりやすいのです。

→それと、『プレゼントとしてもいいね』となれば、複数個の缶バッチを作ってもらえるかもしれません。

→なので、『なぜするのか?』はとても大切です。

→『何をするのか?』が書けるようになったら、次は、『なぜするのか?』も書き足してあげて欲しいと思います。




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則