店頭看板の事例(眼鏡店の流行フレーム) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

眼鏡店さんの『流行フレーム』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

眼鏡店さんが、『2016年の流行するメガネフレーム』をお知らせしている店頭看板です。

『どのフレームを選ぼうか迷っているお客さん』には、とてもいい情報になります。

でも、残念なことにこのままでは、『単なる情報』だけで、お客さんに興味を持ってもらえないのです。


ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>2016メガネ流行する形は?
>まるめがね
>・お顔の雰囲気が可愛く演出!
>ラウンド型
>最近の芸能人がよくつけているロイドメガネ
>・どんなファッションにも合わせやすい!
>ボストン型
>丸みをおびた三角形をひっくり返したおむすびのよう・・・
>くわしくはスタッフまで!



→2016年に流行するメガネフレームが、この『ラウンド型』と、『ボストン型』だったとしても、このままでは、『ふ~ん』くらいの興味しか持ってもらえません。

→できれば、『えっ、何?』と、思ってもらう問い掛けが欲しいですね。

→その上で、流行の情報をお知らせすると、興味を持ってもらえます。

→『ボストン型』と、『ラウンド型』の簡単な説明をして、最後に、『あなたの顔に似合うメガネの見つけ方をお教えします』と、行動を促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(眼鏡店の流行フレーム)
いつもはコンタクトだから、メガネ
選びは手を抜いてませんか?

メガネのフレームにも流行があって
今年はボストン型などの大きめのフ
レームが引き続き流行しそうです。
さらに、今年は細めのフレームも要
チェック!

◆『ボストン型』
 
どんなファッションにも合わせやす
く、知的な雰囲気が漂う、ちょっと
クラシカルな逆三角形のフレーム

◆『ラウンド型』
 
 掛けただけで、可愛いくておおらか
印象を与えます。最近芸能人がよく
掛けている丸型のフレーム

あなたの顔に合った、似合うメガネ
の見つけ方をお教えします。
スタッフにそっとお声掛け下さい。




【今回のポイント】

→いきなり『商品情報』だけをお知らせするのでなく、その前に、『えっ、何?』と思ってもらう問い掛けをして興味を持ってもらうことが今回のポイントです。

→そうしないと、折角の情報がお客さんに響きません。

→『えっ、何?』と思ってもらう一番簡単な方法が、問い掛けなのです。

→なので、『いつも、問い掛けて下さい』と、お願いしています。

→それと、最後の行動を促す声掛けも大切です。

→この一言があると、『似合うメガネの見つけ方だけでも教えてもらおうか?』となれば、店内に入って来てもらえます。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則