店頭看板の事例(不動産仲介業のお部屋探し) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

不動産仲介業さんの『お部屋探し』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

不動産仲介業さんが、『お部屋探し』の案内をしている店頭看板です。

不特定多数のお客さんに呼び掛けていますので、どうしてもハッキリしないメッセージになってしまいます。

それと、『何でもできる』は、『何にもできない』とお客さんに感じられてしまうので注意が必要です。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>『店名』
>お客様のご要望に合わせた
>物件多数ご用意しております。
>何でもお気軽にご相談下さいませ
>キャンペーンも随時開催
>LINE HP facebook CHECK



→お部屋探しのピークは、1月後半~3月後半です。

→特に、新生活をスタートされる方は、3月後半~4月前半に引っ越されます。

→そうすると、『4月に入ってからのお部屋探しってどうなの?』という疑問が出てくるのです。

→そんな疑問への問い掛けをすることで、呼び掛ける相手を決めてメッセージを発信して行きます。

→『4月~5月のお部屋探しはどうなのか?』

→『4月~5月のお部屋探しのメリットはあるのか?』をお知らせします。

→そして、お部屋探しの3つの目安を伝えて、相談してもらうように促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(不動産仲介業のお部屋探し)
4月に入ってからのお部屋探しは遅
いと思っていませんか?

実は、4月~5月にかけて引っ越し
される方は結構多いんですよ!

特に単身者さん向けや新婚さん向け
の物件は、ピークが一段落しますの
で家賃交渉がやりやすくなります。

お部屋探しには『エリア・間取り・
家賃』の3つの目安が必要です。

大体の目安を、事前にお決め頂いて
こちらまで、ご相談下さい。
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→呼び掛ける相手を決めてメッセージを発信することが今回のポイントです。

→ハッキリとメッセージを発信しないと、お客さんのお役に立ちません。

→今回は、『ピークが過ぎた時期のお部屋探しはどうなのか?』という問い掛けで、『実は、ピークを過ぎても多いんですよ』と事実はお知らせしています。

→このことで、『えっ、そうなの』、『だったら、今の住まいから変わってみようかな』という気持ちになってもられば、興味を持ってもらえるのです。

→しかも、『家賃交渉がやりやすくなるとなれば、チャンス』と思ってもらえるかもしれません。

→この辺りの『プロでしか分からないお部屋探しのコツ』を、さりげなくお伝えします。

→そして、『エリア・間取り・家賃』の3つの目安を事前に伝えることで、お客さん自身もイメージしやすくなるのです。

→これも、『プロでしか分からないお部屋探しのコツ』になります。

→でも、そんなことプロなら当たり前と思うかもしれませんね。

→しかし、素人のお客さんは、全く知らないのです。

→折角、看板を書くのですから、そんなプロでしか分からない情報を発信してあげて下さい。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則