店頭看板の事例(携帯電話店のケータイ代) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

携帯電話店さんの『ケータイ代』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

携帯電話店さんが、『毎月ケータイ代が高いっと感じていませんか?』と問い掛けている店頭看板です。

このように感じている方が多いと思いますので、注目されやすい看板だと思います。

ここにあるように、できれば『自分にぴったりな料金プラン』に変えたいですよね。

そのため、この看板はとてもよくできていると思います。

でも、『もしも、もう少し詳しく伝えるとしたらどうなるのか?』

ちょっと考えてみたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>毎月のケータイ代
>高いっ!
>と感じていませんか?
>最短5分~
>お客さまにぴったりな
>料金プランを
>ご提供いたします!




→まず、最初の『お客さんの悩み』に対する問い掛けはこのまま使います。

→そして、次に何を言えば、『対策』である、『料金プランの提案につながるか?』を考えたいですね。

→それには、『対策』の前に、『原因』を入れると、『対策』につなげやすくなります。

→例えば、『実は、〇〇が一番の原因なんですよ!』、こんな感じです。

→そして、できれば、簡単な対策ポイントを伝えることで、『あっ、そうなの』と現実味が出てくると思います。

→最後は、行動の促しです。

→ここで、『最短5分~』という情報をどうしようか?と迷いましたが、結局省きました。

→理由は、『ぴったりな料金プラン』にするのに、『もっと時間を掛けて欲しい』と考えるお客さんが多いと思うからです。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(携帯電話店のケータイ代)
『毎月のケータイ代が高いっ!』と
感じていませんか?

実は、何も見直しをせず使い続けて
いることが一番の原因なんですよ!

まずは、次の4つの確認から!
(1)通話料金
(2)データ通信料金
(3)オプション料金
(4)端末代金

これらをお客さまにぴったりな料金
プランに見直します。
節約したい方はお早めにご相談を!




【今回のポイント】

→対策の前に、『原因』を入れて、対策につなげやすくすることが今回のポイントです。

→今回のように、『実は、何も見直しをせず使い続けていることが一番の原因なんですよ!』と原因をハッキリと伝えることで、『見直しをしなければいけないんだ』と気付いてもらえます。

→この『気付いてもらうこと』が大切で、これで『必要性』が生まれるのです。

→『必要性』が生まれると、『対策』につなげやすくなるでしょう。

→それと、ケータイ代の構成要素の『4つの項目』をあえて示します。

→なぜなら、ほとんどの方がケータイ代の構成要素など知らないからです。

→でも、『4つの項目』を知ることで、『自分のケータイ代はどのようになっているのかな?』と興味が湧いてきます。

→そうなれば、行動してもらいやすくなるのです。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則