店頭看板の事例(保険取扱店の老後資金) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

保険取扱店さんの『老後資金』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

保険取扱店さんが、『ゆとりある老後資金の貯める方法を聞いてみませんか?』と呼び掛けている店頭看板です。

なるほど、言いたいことは分かります。

では、『どんな方が、なぜ聞く必要があるのでしょうか?』

この当たりを、ちょっと書き加えてみたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>ゆとりある
>老後を送るには
>貯める方法きいてみませんか?



→まず、『ゆとりある老後とは』、どんな老後を言うのでしょうか?

→この当たりを簡単に付け加えて、『〇〇などが楽しめるゆとりある老後を送りたいあなたに』と、呼び掛けたいですね。

→このように呼び掛けるほうが、『自分の老後のイメージ』がしやすくなります。

→そして、『でも、〇〇で不安を感じることはありませんか?』と問い掛けて、現状に疑問を持ってもらいましょう。

→なぜなら、まだ先のことは、あまり考えないからです。

→そして、『実は、こんな方法があるんですよ』と伝えて、『その方法をお教えします』とつなげます。

→最後は、行動を促す言葉でまとめましょう。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(保険取扱店の老後資金)
趣味や旅行などが楽しめるゆとりあ
る老後を送りたいあなたに

でも年金が信用できなくなって、不
安を感じることはありませんか?

実は保険を使ってムリなくコツコツ
『老後資金』を貯める方法があるん
ですよ!

そんな賢い方法をお教えします。

早く始めた方がラクですよ。
あっ、と思ったら早めの相談を!




【今回のポイント】

→お店が言いたいことだけを、いきなり伝えるのではなく、お客さんに伝わりやすい流れで伝えるのが今回のポイントです。

→そのために、まず、『〇〇などが楽しめるゆとりある老後を送りたいあなたに』と呼び掛けます。

→そして、次は『でも、〇〇で不安を感じることはありませんか?』と問い掛けです。

→さらに、『実は、こんな方法があるんですよ』と気付かせます。

→その上で、『その方法をお教えします』とつなげるのです。

→このような流れを作ると、お客さんに伝わりやすくなり、『早く始めた方がラクですよ』と行動を促せば、『じゃあ、一度相談してみるか?』と、行動がしやすくなります。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則