店頭看板の事例(美容室のストロークカット) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

美容室さんの『ストロークカット』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

美容室さんが、『髪質や骨格に合わせたカットができるストロークカット』をお知らせしている店頭看板です。

この『ストロークカット』、完璧にマスターするのに何年とかかる特殊な技術になります。

髪のボリュームを減らしたり、逆に髪のボリュームを出したり、毛量調節ができるカットです。

そんなどこでもできないカットなので、もう少し具体的にお知らせしたいと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>髪質や骨格に
>合ったカットをします。
>ストロークカット
>¥三二四〇




→いつものように、まず『誰に呼び掛ければいいのか?』を考えます。

→髪のボリュームを減らすか、出すかで、呼び掛ける相手が全く逆です。

→なので、どちらかに絞ってみたいと思います。

→ここで、『別に絞らなくてもいいのでは?』と思う方もいるでしょう。

→そうすると、現状のような、『髪質や骨格に合わせたカットができるストロークカット』という表現になってしますのです。

→結果が出ていれば、『現状で、いい』と思います。

→でも、どちらかに絞ってお知らせした結果と、現状でお知らせした結果を比べて見て、結果の良い方を選ぶことも必要ではないでしょうか?

→試すこともしないで、『現状で、いい』では、ちょっともったいないですね。

→話を戻すと、絞ったお客さんに、『〇〇と思っていませんか?』と、お客さんが思っていることを、今度は問い掛けます。

→そして、『そんな時は・・・』と、『ストロークカット』につなげて行くという流れです。

→この後、『ストロークカット』をした結果やその後の良さを伝えて、行動を促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(美容室のストロークカット)
髪が多いためボリュームが出過ぎる
あなたに! 上手くまとまらないの
は仕方がないと思っていませんか?

そんな時、髪の長さはそのままで量
だけ変化させるストロークカットが
おすすめです。

髪の量が減るだけでなく髪に流れや
動きが出て自然なシルエットに仕上
ります。

『ストロークカット』 ¥3240

普通のカットに比べてセットがしや
すく、持ちがよくなります。 他に
硬い髪やクセ毛の方も、ご相談を!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『誰に呼び掛ければいいのか?』を考えて、お客さんを絞ってメッセージを届けることが今回のポイントです。

→『別に絞らなくてもいいのでは?』と思う前に、現状の結果と、お客さんを絞ってお知らせした結果とを比べて見ることが大切だと思います。

→その上で、やっぱり『現状で、いい』のであれば、それでいいのです。

→しかし、やっぱり『お客さんを絞ったほうがいい』のであれば、絞ったほうを採用するべきだと思います。

→そして、今、絞らなかったお客さんに対して、今度は呼び掛けてメッセージをお届けすることもできるのです。

→1つを書いたら、それを長く使い続けるのでなく、定期的に変えていくことも、変化があって飽きがきません。

→できるだけ具体的にお知らせすることをおすすめします。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則