店頭看板の事例(琉球カフェ&バーのタコライス) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

琉球カフェ&バーさんの『タコライス』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

  
 
 
 

【コメント】

琉球カフェ&バーさんが、沖縄名物の『タコライス』をお知らせしている店頭看板です。

この看板は、お店から30m離れた交差点の端にあります。

このちょっとしたことが、お店への集客にプラスになるのです。

ブラックボードの黒の面積をあえて多く取ってお知らせしていますので、『あれっ、何かな?』と思わず見てしまいます。

これはこれで、インパクトがあると思いますが、どうしても情報量が少ないので、『もう少し伝えるとしたらどうなるのか?』を考えてみたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>琉球カフェ&バー 『店名』
>タコライス有ります
>900円
>30m先左の家のようなちっちゃなお店です
>『→』



→まずは、お客さんが疑問に思うことを先に言ってしまうことで、注目してもらいましょう。

→ここでのお客さんの疑問は、『タコライスって何?』です。

→あるいは、『タコライスって、タコが入っているの?』、『タコが入ってないのに、どうしてタコライスなの?』などなど

→おそらく、お店のスタッフさんは、『ああ、またか』と言うくらい聞かれていると思います。

→だからこそ、お客さんが疑問に思うことを先に言ってしまうのです。

→『実は・・・』と、疑問に答えます。

→その上で、『そんなタコライスがコレです!』とします。

→それとやっぱり、料理には『写真』が必要です。

→『写真』を見せて、『タコライス』の説明をします。

→最後は、『30m先左にあるお店です』と、『→』をお店の方向に向けて誘導してあげましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(琉球カフェ&バーのタコライス)
『タコが入ってないのに、どうして
タコライスって言うんだろう?』と
思ったことありませんか?

実は、メキシコ料理のタコスをアレ
ンジした沖縄の名物料理なのです。

そんな『タコライス』がコレ↓↓↓
 
タコスの具であるタコスビーフ、チ
ーズ、レタス、トマトを米飯の上に
載せた大人にも子供にも好まれるシ
ンプルな味わいです。
スープと飲み物付きで、900円

30m先左にあるお店です。『→』
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『タコライスって、タコが入っているの?』、『タコが入ってないのに、どうしてタコライスなの?』など、お店のスタッフさんは、『ああ、またか』と言うくらい聞いているお客さんが疑問に思うことを先に言ってしまうことが今回のポイントです。

→先に言ってしまうことで、『なんだ、そう言うことか』、『それじゃ、一度食べてみようかな』と、『食べるきっかけ』になります。

→もちろん、『なんだ、そう言うことか』で、食べない人もいることでしょう。

→でも、何かの話題の時に、『タコライス』の話が出たら、『ねえねえ知ってる、タコライスって、メキシコのタコスをアレンジした沖縄の名物料理なんだって』となり、『何でそんなこと知ってるの?』となれば、『ほら、あそこの交差点の看板に書いてあったんだよ』と、口コミしてくれるかもしれないからです。

→人は、疑問に感じると、それを確かめたくなります。

→そんな『食べるきっかけ』を作るのも店頭看板の役割です。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則