店頭看板の事例(生花店のフラワーバレンタイン) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

生花店さんの『フラワーバレンタイン』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

明日は、『バレンタインデー』ですね。

そんな『バレンタイン』を楽しみにしている男性にとって、『えっ、そうなの!?』と思うようなお花屋さんの店頭看板になっています。

伝える視点がとてもいいですね。

でも、もう少し膨らましたいと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>『地域』へのご通勤中の
>男性のみなさん
>ちょっとお待ち下さい!
>バレンタインデーは
>男性から女性へ
>お花を贈る日だってこと
>ご存知ですか?



→伝える視点はとてもいいのですが、『〇〇ってことご存知ですか?』と問い掛けて終わっているのはもったいないです。

→折角、いい視点で問い掛けたのですから、『実は、こうなんですよ!』と、もう少し詳しくお知らせする必要があると思います。

→そして、その結果、『このようになる』と、その評価を教えてあげると、『それなら、いいかも』と、興味が湧いてくるのです。

→でも、『やっぱり、今までにやったことがないし、周りもやっていないので、恥ずかしい』という男性の気持ちを察して、背中を押す言葉を投げ掛けて欲しいと思います。

→そして、このような日付が決まっているイベントの場合は、『ご予約もできますよ!』 と伝えて行動を促しましょう。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(生花店のフラワーバレンタイン)
『地域』へご通勤中のチョコを楽し
みにしている男性のあなたに

『バレンタインはチョコをいくつも
らえるかな・・・』と、もらうこと
ばかり考えていませんか?

世界では『フラワーバレンタイン』
と言って、男性からお花を贈る日な
んですよ!

女性はお花を好きな人が多く、もら
った男性を素敵、格好いい、できる
人と好意的に思ってもらえるとか。

今年は勇気を出してあなたから、そ
っとお花をプレゼントしてはいかが
でしょうか?ご予約もできますよ!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『バレンタイン』を楽しみにしている男性に、『えっ、そうなの!?』と思うような視点がとてもいいので、『〇〇ってことご存知ですか?』と問い掛けて終わらせず、『実は、こうなんですよ!』と、もう少し詳しくお知らせすることが今回のポイントです。

→それをすると、『このようになる』と評価を教えてあげることで、興味が湧きやすくしてあげましょう。

→そして、『でも、やっぱり、恥ずかしい』という気持ちを察して、背中を押す言葉を投げ掛けてあげることも忘れてはいけません。

→新しい習慣を、最初にするのには勇気がいります。

→しかし、勇気がいるからこそ、誰もやらないことをすると、相手に喜んでもらえるのも事実です。

→『どうしても自分の気持ちを伝えたい』、そんな男性を応援するお店のメッセージを書いて欲しいと思います。


こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則