店頭看板の事例(コンビニ店の水素水) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

コンビニ店さんの『水素水』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

コンビニ店さんが、今話題の『水素水』をお知らせしている店頭看板です。

少し前から話題になっています。

電気分解タイプやスティックタイプ、今回のようなすぐに飲めるタイプなど色々です。

このように『水素水』という商品名が話題になると、それだけで『売れてしまいそう』と勘違いしてしまいます。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>『コンビニ名』
>スタッフのオススメ
>TVや雑誌でとても注目されている
>水素水入荷いたしました!
>日々の健康維持
>美容、ダイエットのお供に!



→現状の看板で、スタッフさんが言いたいことは、『どんな商品がオススメなのか?』です。

→しかし、お客さんが聞きたいことは、『誰にオススメなのか?』になります。

→『この水素水は、どんな人が飲めばいいのか?』が一番聞きたいのです。

→このように聞くと、おそらく、『どんな人でもいいです』と答えるかもしれません。

→しかし、それでは、お客さんに届かないのです。

→『特に、こんな人にオススメです』と絞り込むことで、届きやすいメッセージになります。

→その後、『具体的に、こんな効果がある』と説明して、最後に、『どのように飲めばいいのか?』を伝えましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(コンビニ店の水素水)
日々のストレスが多く不規則な生活
になりがちなあなたに

今話題の水素水を入荷しました。

水素水にはこんな良い影響があるっ
てご存知でしたか?

◆老化や病気の原因になりやすい悪
玉活性酸素を減らしてくれる

◆ハリのあるお肌づくりのためのコ
ラーゲンを活性化させてくれる

◆内臓脂肪の燃焼を助け血液をサラ
サラにしてくれる

などなど健康、美容、ダイエットが
気になる方に最適です。

寝る前に1本、朝起きて1本、毎日
飲み続けているとジワジワと効果が
表れてきますよ!




【今回のポイント】

→『どんな商品がオススメなのか?』より、『誰にオススメなのか?』をハッキリさせてメッセージを届けることが今回のポイントです。

→そうしないと、単なる話題の商品で終わってしまいます。

→お客さんは、自分と関係ないものは、興味本位で買うことはあっても、わざわざ毎日買おうとは思いません。

→しかし、自分と関係があるとなると、『ちょっとしばらく、飲み続けてみようかな』となるのです。

→それで、何か良い結果があったとしたら、さらに続けてくれるばかりか、友人や知人にも口コミしてくれることもあります。

→話題の商品が出たら、まず、『誰にオススメすればいいのか?』を考えてから、メッセージを伝えましょう。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則