こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
美容室さんの『成人式』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
明日は、『成人式』ですね。
もう40年も前になりますが、新しいスーツを着て出席したことを思い出します。
一生に一度の晴れ舞台とも言える『成人式』は、成長の通過点の1つです。
それと、その後行われる『同窓会』も定番になって来ています。
『小・中・高、どの同窓会に行こうかな?』と悩んだり、中には『いっそ、時間をずらして全部行っちゃえ』と楽しむ人もいるようです。
そんな楽しみが一杯の『成人式』ですが、服装やヘアースタイルのことで困ることも多いと思います。
昨年から置かれているこの看板を見ていると、その当たりを察しているような気がしますが、もう少しハッキリさせたほうが伝わりやすいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>成人式の予約受付始めます。
>当日までに理想のスタイルになれるよう
>何度でも打ち合わせするので
>安心してください
>一度店に入ってご相談ください
→まず、『成人式の予約受付始めてます』というメッセージ。
→すでにこのお店を利用されているお客さんに、店内でPOPとして伝えるのなら届くと思います。
→しかし、まだ一度も利用したことがないお客さんに、店頭看板として伝えるのは、その後、いくら『〇〇なので、安心してください』と言われても、やっぱり敷居が高いです。
→このように、イキナリお店が言いたいことを伝えると、『このお店、私の気持ちが分っているのかしら?』と、逆効果になります。
→なので、『一生の思い出に残る成人式にしたい』という想いを察して、『こんなことでお悩みではありませんか?』と問い掛けて欲しいのです。
→そうすると、『あっ、このお店なら、私の気持ちが分ってくれそう』、『一度、相談してみようかな』となることが多くなります。
→後は、お客さんの好みや服装に合わせて、髪型をアドバイスする方法を伝えて行けばいいのです。
→最後は、『予約受付』とするよりも、『まずは、お電話を』とするほうが行動しやすいように思います。
【変更後看板の文章】
〈例えば〉
◆店頭看板の事例(美容室の成人式)
【今回のポイント】
→イキナリお店が言いたいことを伝えるよりも、『あっ、このお店なら、私の気持ちが分ってくれそう』、『一度、相談してみようかな』とすることが今回のポイントです。
→そのためには、まず、『一生の思い出に残る成人式にしたい』という想いを察して、『こんなことでお悩やみではありませんか?』と問い掛けることから始めます。
→そして、悩みの原因は、『振袖の髪型、その後の洋服の髪型と、別々に考えているから悩むのです』、なので、『両方に似合う髪型にすればいいだけ』と、上手く行くやり方に気付かせてあげるのです。
→そうすれば、『あっ、そうか、そうよね』となって、こちらの提案に興味を示し出します。
→一度そうなれば、その後の流れは、結構簡単になるのです。
→お客さんに、『上手く行くやり方に気付かせてあげること』を事前にするのとしないのとでは、その後の反応がまったく違ってきます。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
美容室さんの『成人式』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】

【コメント】
明日は、『成人式』ですね。
もう40年も前になりますが、新しいスーツを着て出席したことを思い出します。
一生に一度の晴れ舞台とも言える『成人式』は、成長の通過点の1つです。
それと、その後行われる『同窓会』も定番になって来ています。
『小・中・高、どの同窓会に行こうかな?』と悩んだり、中には『いっそ、時間をずらして全部行っちゃえ』と楽しむ人もいるようです。
そんな楽しみが一杯の『成人式』ですが、服装やヘアースタイルのことで困ることも多いと思います。
昨年から置かれているこの看板を見ていると、その当たりを察しているような気がしますが、もう少しハッキリさせたほうが伝わりやすいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>成人式の予約受付始めます。
>当日までに理想のスタイルになれるよう
>何度でも打ち合わせするので
>安心してください
>一度店に入ってご相談ください
→まず、『成人式の予約受付始めてます』というメッセージ。
→すでにこのお店を利用されているお客さんに、店内でPOPとして伝えるのなら届くと思います。
→しかし、まだ一度も利用したことがないお客さんに、店頭看板として伝えるのは、その後、いくら『〇〇なので、安心してください』と言われても、やっぱり敷居が高いです。
→このように、イキナリお店が言いたいことを伝えると、『このお店、私の気持ちが分っているのかしら?』と、逆効果になります。
→なので、『一生の思い出に残る成人式にしたい』という想いを察して、『こんなことでお悩みではありませんか?』と問い掛けて欲しいのです。
→そうすると、『あっ、このお店なら、私の気持ちが分ってくれそう』、『一度、相談してみようかな』となることが多くなります。
→後は、お客さんの好みや服装に合わせて、髪型をアドバイスする方法を伝えて行けばいいのです。
→最後は、『予約受付』とするよりも、『まずは、お電話を』とするほうが行動しやすいように思います。
【変更後看板の文章】
〈例えば〉
◆店頭看板の事例(美容室の成人式)
一生の思い出に残る成人式!
その後の同窓会もあるし『ヘアース
タイルどうしよう?』とお悩みでは
ありませんか?
振袖は着替えても、髪型はそのまま
がほとんどです。
そんな両方に似合う髪型をご提案し
ます。
同窓会で着るお洋服の写真があれば
お持ち下さい。ステキは一日になる
ように事前に何度でも打ち合わせさ
せて頂きます。
まずはお電話を!
『店名』『電話番号』『受付時間』
その後の同窓会もあるし『ヘアース
タイルどうしよう?』とお悩みでは
ありませんか?
振袖は着替えても、髪型はそのまま
がほとんどです。
そんな両方に似合う髪型をご提案し
ます。
同窓会で着るお洋服の写真があれば
お持ち下さい。ステキは一日になる
ように事前に何度でも打ち合わせさ
せて頂きます。
まずはお電話を!
『店名』『電話番号』『受付時間』
【今回のポイント】
→イキナリお店が言いたいことを伝えるよりも、『あっ、このお店なら、私の気持ちが分ってくれそう』、『一度、相談してみようかな』とすることが今回のポイントです。
→そのためには、まず、『一生の思い出に残る成人式にしたい』という想いを察して、『こんなことでお悩やみではありませんか?』と問い掛けることから始めます。
→そして、悩みの原因は、『振袖の髪型、その後の洋服の髪型と、別々に考えているから悩むのです』、なので、『両方に似合う髪型にすればいいだけ』と、上手く行くやり方に気付かせてあげるのです。
→そうすれば、『あっ、そうか、そうよね』となって、こちらの提案に興味を示し出します。
→一度そうなれば、その後の流れは、結構簡単になるのです。
→お客さんに、『上手く行くやり方に気付かせてあげること』を事前にするのとしないのとでは、その後の反応がまったく違ってきます。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則