店頭看板の事例(脱毛エステの秋脱毛) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

脱毛エステ店さんの『秋脱毛』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

脱毛エステ店さんが、『秋からの脱毛』をお知らせしている店頭看板です。

『春になったら、脱毛』と考えているお客さんが多いようですが、『実は、脱毛にいい時期は秋なんですよ』という気付きを与えています。

なかなかいい発想です。

でも、折角、一人のお客さんにいい発想で呼び掛けているのに、『シェア脱毛』と、ターゲットを分散してしまっては、もったいないと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>こんにちは。
>少~しすずしくなってきましたね。

>脱毛には最高のシーズンが
>やってまいりました。今、スタートすると
>来年夏には着る服もスタイルも気分も
>変わっちゃいますヨ!

>今月からシェア脱毛スタートしました。
>1つのコースを数名でわけあえる!
>もちろん1人でもOKです。
>母娘、友人、ママ友、だれでもOK

>まずは、カウンセリング予約から
>『店名』『電話番号』




→季節の出来事からの流れは、いいと思います。

→でも、次は、『誰に』をハッキリさせたいですね。

→そして、『秋脱毛』のことを、理由も含めて伝えましょう。

→さらに、『特に、こんな方は・・・』と、限定して行動を促します。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(脱毛エステ店の秋脱毛)
こんにちは。
少~し涼しくなってきましたね。

来夏はムダ毛を気にせずキレイな肌
で、おしゃれを楽しみたいあなたに

脱毛は、春より秋から始めるほうが
肌に一番いいんですよ!

毛には生える周期に違いがあってそ
の周期に合わせてゆっくり脱毛しな
いと肌に余計な負担をかけてしまし
ます。

特にデリケートな肌の方は、春から
の急激な脱毛では肌を痛めかねませ
ん。まずは無料カウンセリングを!
『店名』『電話番号』




【今回のポイント】

→『春になったら、脱毛』と考えているお客さんに、『実は、脱毛にいい時期は秋なんですよ』という気付きを与えているのに、『シェア脱毛』と、ターゲットを分散させてしまってはもったいないと思います。

→『お客さんと商品をシッカリつなげること』が今回のポイントです。

→そのためには、『秋から始める理由』と、『どんな人が特におすすめなのか?』を、さらに『急激な脱毛をするとどうなるのか?』もお知らせします。

→そうすることで、『それも、そうだわね』となり、『秋からの脱毛』を考え出すのです。

→お客さんは、理由が分って、納得すれば、お金を払います。

→なので、納得できる情報を与えてあげればいいのです。

→お客さんは、『来夏、キレイな肌でおしゃれを楽しみたい』のですから、そのお手伝いをしてあげましょう。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則