店頭看板の事例(電鉄会社の紅葉案内) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

電鉄会社さんの『紅葉案内』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

電鉄会社さんが、京都の紅葉の案内をしている店頭看板です。

秋と言えば、紅葉の名所めぐりは楽しみの1つになります。

そんな紅葉シーズンを、電車やバスで楽しめるパンフレットを揃えての案内です。

このようなパンフレットを揃えていることを案内する看板も必要でしょうが、より具体的な案内にしないと興味が湧かないので、パンフレットを手に取ることも少ないと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>『電鉄会社名』のお得なきっぷで
>秋の気配を感じに
>お出かけしませんか?
>詳しくは駅パンフレットをご覧ください



→複数の名所の案内パンフレットがあると、お客さんは必ず迷います。

→なので、何か1つに絞って案内するほうが選びやすいのです。

→では、何に絞ればいいのでしょうか?

→色々な絞り込みがあると思いますが、一番は、『この期間しか見れないところ』がいいと思います。

→例えば、紅葉の場合は、『ライトアップ』です。

→『紅葉のライトアップ期間』をお知らせすることをきっかけにします。

→そして、最後に、『お得なきっぷあります』と、つなげてみてはどうでしょうか?



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(電鉄会社の紅葉案内)
折角、京都まで紅葉を見に行くなら
ライトアップは欠かせないと思って
いるあなたに

京都東山のライトアップスポットは
いかがですか?

紅葉スポットのライトアップ期間!
(ライトアップ時間)
◆清水寺 11/14~12/6 (18:30~21:30)
◆高台寺 10/23~12/13 (17:00~21:30)
◆永観堂 11/6~12/3 (17:30~20:30)
◆青蓮院 10/30~12/6 (18:00~22:00)
◆知恩院 11/6~12/5 (17:30~21:30)

夜のライトアップは昼間と違い大人
の雰囲気が楽しめますよ!

おすすめコースやお得なキップもあ
ります。駅案内所までご相談を!




【今回のポイント】

→複数の名所スポットがある場合は、『この期間しか見れないところ』に絞り込んで案内することが今回のポイントです。

→今回は、紅葉スポットのライトアップ期間としました。

→幻想的な雰囲気は、『一度は見てみたい』という気持ちになりやすいです。

→『秋の紅葉のライトアップ』は、『夏の花火』に似た雰囲気はありますね。

→この看板で興味を持ったお客さんは、駅案内所へ相談にくることが多いです。

→そうなれば、おすすめコースの地図を渡して、お得なキップの紹介もしやすくなります。

→ただ単に看板に書いて、備え付けのパンフレットを取ってもらうだけのやり方では、お客さんは動いてもらえないと思いましょう。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則