店頭看板の事例(ステーショナリー店の筆記具) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

ステーショナリー店さんの『筆記具』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

  
 
 
 

【コメント】

ステーショナリー店さんが、『手書き道具』をお知らせしている店頭看板です。

手書きをすることが少なくなって来た今、逆に、『手書きが喜ばれる』事例を多く聞きます。

そんな手書きに必要な『道具』も色々です。

色々過ぎると選びにくくなります。

その当たりをちょっと絞り込んでみたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>『店名』
>手書き道具にこだわってみませんか?
>万年筆・ボールペン・シャープペンシル
>といろいろ!
>あなたに合う1本みつけよう!
>オススメ、新商品ぞくぞく入荷




→『手書き道具』にこだわって欲しい気持ちは分かります。

→では、そんなこだわりの手書き道具で、『何をするのか?』

→『何をするために、手書き道具をおすすめするのか?』

→まず、ここをハッキリさせないと、メッセージがぼやけます。

→『格好よくサインするためなのか?』

→『楽しいイラストを描くためなのか?』

→それとも、『感謝の気持ちを届けるためなのか?』

→色々あると思いますが、今回は、『感謝の気持ちを届けるため』とします。

→ここがハッキリすれば、『〇〇なあなたに』と呼び掛けからのスタートしましょう。

→そして、次に、『あなたに合うこだわりの手書き道具を見つけてみませんか?』と問い掛けてもいいと思います。

→『どんな効果があるのか?』、『どんなものがあるのか?』を簡単に説明して、最後は店内への誘導です。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(ステーショナリー店の筆記具)
感謝の気持ちを手書きで届けたいと
思っているあなたに

あなたに合うこだわりの手書き道具
を見つけてみませんか?

手書きには書いた意味以上に、あな
たの気持ちが伝わります。

存在感があってバランスがよくラグ
ジュアリーな一生ものから、色合い
が豊富で見た目もシンプルで可愛い
ものまで。

万年筆・ボールペンなど、店内で手
に取ってお試し下さい。
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『何をするために、手書き道具をおすすめするのか?』をハッキリ決めてからメッセージを発信することが今回のポイントです。

→そうしないと、『手書きの効果』がハッキリせず、ぼやけたメッセージになってしまいます。

→手書きは、書き手の気持ちが伝わりやすく、たとえ字が下手でも一文字一文字丁寧に書けば、相手に喜ばれるのです。

→『感謝の気持ち』を伝えることができて、『相手に喜ばれる』のなら、『ちょっといいものを買ってもいいのかな?』と思ってもらることもあるでしょう。

→商品を単なるモノとして紹介するのでなく、ヒトに対して感謝の気持ちを届けるツールとして紹介すると、これまでの解釈から新しい解釈に変えてあげることができます。

→『何をするために、おすすめするのか?』

→ちょっと意識して見て下さい。

→きっと、あなたのメッセージが変わって来ますよ。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則