こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
あなたは今、何らかの問題を感じているでしょうか?
もしも、感じているのなら、その問題は次の3つのうちのどれかを選んで下さい。
◆(1)『行動しなくて起こっている問題』
◆(2)『行動して起こっている問題』
◆(3)『行動しても解決しない問題』
この3つとしたら、どの問題でしょうか?
(1)の問題は、別の言い方で『悩み』と言います。
この『悩み』は、ほとんど行動すれば解決できる問題です。
なので、まず行動をしましょう。
と言っても、たいていは、行動のための『決意』や『覚悟』ができないので、行動できません。
通常、問題と感じているかなりの問題が、この『悩み』になります。
なぜなら、一度悩むと、行動するまで、ずっと『悩み続ける』からです。
そして、悩んだあげく、やっと行動して起こった問題が、次の(2)の問題になります。
なので、(2)の問題は、別の言い方で『課題』と言うのです。
この問題が、本来、問題にすべき『本当の問題』になります。
この『本当の問題』だけを、どのように対応するかを考えればいいのです。
そして、どのように対応しても解決できない問題が、次の(3)の問題になります。
なので、(3)の問題は、別の言い方で『条件』と言うのです。
この問題は、現時点では、自店では解決しない困難な問題なので、問題と考えずに、『条件』としてしまいます。
『〇〇はできない』という条件にしてしまって、問題から外すのです。
もちろん、自店で解決できなくても、外部の協力等により、条件が変われば問題に入れればいいわけで、それまではとにかく外しておくとスッキリします。
つまり、実質の問題は、(2)の問題だけだと言うことです。
このことは、知っているようで、意外と知られていません。
このような3つの区分を理解すると、あなたが問題を感じた時に、一番にしなければいけないことは、この整理なのです。
『今感じている問題は、3つの問題のどの区分に入るのか?』を、紙に書き出してみて整理することをオススメします。
整理する時に便利なのが、『ポストイット』です。
『ポストイット』1枚に、1つの問題を書きます。
それを、問題の枚数だけ書いて、上の基準で並べ替えるのです。
そして、
(1)の区分の問題は、すぐ行動します。
行動する理由は、『(2)の区分の問題を見つけ出すこと』です。
(1)で決意や覚悟ができなくて行動ができないのは、『失敗したらどうしよう?』と不安になることが原因になります。
しかし、『(2)の区分の問題を見つけ出すこと』だったら、不安がなくなるので行動しやすいはずです。
次は、
(2)の区分の問題の対応をするわけですが、ここで、すぐに『どうすればいいのか?』と、手段を考えてしまいます。
でも、これではたいてい上手くいきません。
なぜなら、問題そのものが、『どんな問題なのか?』、まだハッキリしていないからです。
行動を起こして分った、『数字などの事実』や、『問題に対する解釈』をハッキリさせないと、また同じ間違いを起こすことになります。
ここで一番大きな間違いは、『解釈の間違い』です。
『正しい解釈』で行動すれば、上手くいくのに、『間違った解釈』で行動すると、どんなに行動してもうまくいきません。
このことに気付く必要があるのです。
なので、『どうすればいいのか?』ではなく、『どんな問題なのか?』を、まずハッキリさせる必要があります。
最後の(3)は、ゴミ箱に捨てましょう。
『えっ』と、思うかもしれませんが、いくらゴミ箱に捨てても、その時になれば必ず問題として現れます。
必ず現れるのだから、今は忘れてしまうのです。
どうでしょうか?
このようにすれば、問題を感じても、冷静に対応できるのです。
問題は、整理して手順を追えば解決します。
感情に振り回されず、解決する問題だけを、解決して下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則