店頭看板の事例(トリミングサロン店の子犬情報) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

トリミングサロン店さんの『子犬情報』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

ワンちゃんのトリミングサロン店さんが、『子犬情報』をお知らせしている店頭看板です。

ワンちゃんとの出会いは、ペットショップが一番多いでしょう。

ところが、トリミングサロン店さんでの出会いはまだまだ少ないと思います。

であれば、トリミングサロンさんならではの違いを提供して見たいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>子犬情報
>『トイプードル』
>女の子 ホワイト 5/17生 三重生れ 7/25現在600g
>『チワワ』
>女の子 レッド(L) 5/25生 奈良生れ 7/25現在500g
>とてもオチャメ レディーたちです!
>ご覧になりたい方は
>お気軽に店内までお入り下さい!
>『店名』



→まず、この看板に、『一番興味を持ってもらえるのは誰か?』を考えます。

→通りがかりでワンちゃんが大好きな方かもしれません。

→しかし、トリミングサロンでの『ワンちゃんとの出会い』がイメージしにくいと、なかなか行動してもらえないと思います。

→では、『誰が一番興味を持ってもらえるのでしょうか?』

→一番は、『このお店でトリミングを利用されているお客さんではないでしょうか?』と考えてみます。

→そうなると、すでにワンちゃんを飼っているお客さんに対しての呼び掛けが必要です。

→『2匹目のワンちゃんを・・・』という呼び掛けでスタートしてはどうでしょうか?

→そして、『こんな可愛い子犬たちが居ますよ』と伝えて、『ワンちゃんの写真』を紹介するのが一番だと思います。

→それから、ペットショップとの違いをさりげなく伝えながら、ワンちゃんの紹介をしてあげましょう。

→最後は、あなたのワンちゃんの気持ちを伝えて、行動を促しましょう。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(トリミングサロン店の子犬情報)
『2匹目のワンちゃんを・・・』と
思われているあなたに
こんな可愛い子犬たちが居ますよ!
 ◆左『トイプードル』女の子
ホワイト 5/17三重生れ
◆右『チワワ』女の子
レッド(L) 5/25奈良生れ
ショーウインドーの狭いゲイジで過
ごしていないので、とてもやんちゃ
でとても人懐っこくて甘えたです。
きっと、あなたのワンちゃんも遊び
仲間ができて喜びますよ!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→トリミングサロンでの『ワンちゃんとの出会い』がイメージしにくいので、『誰が一番興味を持ってもらえるのか?』を考えて呼び掛けることが今回のポイントです。

→『2匹目のワンちゃんを・・・』という呼び掛けでスタートしたほうが、トリミングサロンのお客さんに伝わりやすいと思います。

→もちろん、これから先もトリミングに通ってもらえると思いますので、1匹が2匹になるでしょう。

→それと、『ペットショップとの違い』をどのように伝えるのかもポイントになります。

→一番の違いは、『商品として扱っているのか?』、『家族として接しているのか?』を伝えることです。

→これを伝えることで、トリミングサロンさんならではの良さが出るでしょう。

→それから、2匹目なので、今いるワンちゃんの気持ちを代弁してあげると、『そうよね、1人ではさびしいよね』となって、行動してもらいやすくなります。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則