こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
コンサルタントが、『人と会う時は、全てがリサーチである』と言われています。
では、『リサーチ』って、何のためにするのでしょうか?
コンサルタントだけでなく、誰かのお役に立つ仕事をする場合、『リサーチ』はとても重要です。
相手のお役に立つには、まず、相手のことを知らなければ、何も始まりません。
<例えば>初めて会う社長さんに対しての質問
◆『どんなお仕事ですか?』
◆『差支えなければ教えて欲しいのですが、どうして今の仕事をしようと思われたのですか?』
◆『将来どこまでしたいと考えておられますか?』
◆『儲かりますか?』
◆『昔と今は違いますか?』
◆『どんなことをされたのですか?』
◆『どんなことでお困りですか?』
などなど、ちょっと聞きにくいことも聞くようにしています。
<例えば>働かれているスタッフさんに対しての質問
◆『このお仕事は長いのですか?』
◆『何が一番辛いですか?』
◆『逆に、嬉しい時はどんな時ですか?』
◆『今の仕事で、こうすればいいなと、思うことはありますか?』
◆『そんなお話をするとしたら、上司さんは喜んで聞いてもらえますか?』
◆『どんなお客さんが多いですか?』
◆『お客さんからありがとうと言われる時は、どんな時ですか?』
などなど、共感しながら聞いていきます。
<例えば>お店を利用しているお客さんに対しての質問
◆『近くにお住まいですか?』
◆『何がきっかけで来られるようになったのですか?』
◆『もしも、このお店がなかったとしたら困りますか?』
◆『何が一番困りますか?』
◆『お友達にお店を紹介するとしたら、どのように紹介しますか?』
◆『ここを直せば、もっとよくなるのにと思うことはありますか?』
◆『スタッフさんとはよくお話されますか?』
などなど、お店とお客さんの関係性を聞くようにしています。
こんな感じで、『リサーチ』していると、『なるほど、そんな事実があったのか』とか、『そうか、そのように解釈しているのか』とか、新しい事実や相手の解釈を知ることができるのです。
これは、ものすごく大切な情報になります。
もしも、このような事実や解釈を理解していなかったら、自分勝手な解釈で、相手のこともよく分からないまま、自分勝手なアドバイスしようとするからです。
こんな自分勝手なアドバイスは、たいてい上手くいきません。
そうではなく、相手の事実や解釈を知った上で、『上手くいく原因』を見つけて、その原因に対する解決案が、本当のアドバイスになると思います。
『リサーチ』は、現状の問題点を知る上で、とても大切な情報収集活動です。
けっして、自分勝手な解釈だけで判断してはいけないと、自制することを意識しています。
そのために、『人と会う時は、全てがリサーチ』と言い続けているのです。
誰かのお役に立つ仕事をする場合、『リサーチ』はとても重要です。
『リサーチしたほうがいい』のではなく、『リサーチしなければいけない』と思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則