店頭看板の事例(整骨院のギックリ腰) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

整骨院さんの『ギックリ腰』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

整骨院さんが、湿気の多い時期は『ギックリ腰』に注意と呼び掛けている店頭看板です。

『季節の話題→問題提起→問題点の指摘→行動の促し』という流れで、なかなかよく出来ていると思います。

『何が原因なのかなぁ?』と、素朴な疑問への答えがあればもっといいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>湿気の多い
>時期になりましたね。
>こんな時、要注意なのが
>『ギックリ腰』です。
>いつもと同じ
>腰痛だと思っていたら
>大変な事になりますよ。
>違和感を感じたら
>スグに当院へ。




→季節の話題は、『今、何を注意しなければいけないのか?』という、タイミングをお知らせするのに便利です。

→『こんな時、要注意なのがギックリ腰です』と問題をお知らせするのもいいのですが、もう一歩踏み込んで、『辛いギックリ腰を経験した人』に、『1年間で一番、ギックリ腰が多いってご存知でしたか?』と、問い掛けたほうが強いメッセージになると思います。

→そして、その次に伝えるのは、『なぜギックリ腰が多いのか?』という原因を伝えることです。

→原因を知ると、ギックリ腰になってから治すのではなく、事前に治療すれば、辛い痛みを経験しなくてもいいようになります。

→そして、実際にギックリ腰になっている割合を、数値で示すことで、現実味を出しましょう。

→最後は、行動の促しです。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(整骨院のギックリ腰)
辛いギックリ腰はもうイヤだという
あなたに

梅雨は、1年間で一番ギックリ腰が
多いってご存知でしたか?

雨が多いこの時期は、湿度が80%
以上に上がり、血液がドロドロにな
りやすく、これによる血流の悪さが
原因なんですよ。

当院でもギックリ腰の8割が雨や曇
りの日に起こっています。

違和感を感じたらスグにご相談を!
『店名』『電話番号』『受付時間』




【今回のポイント】

→『この時期どれだけギックリ腰が多いのか?』と、『なぜギックリ腰が多いのか?』、この問題と原因をハッキリさせることが今回のポイントです。

→なぜなら、原因を知り、事前に治療すれば、辛い痛みを経験しなくてもいいからです。

→そんな『辛いギックリ腰になるのがイヤな人』には、見逃せないお知らせになると思います。

→このような店頭看板でお知らせしておくと、一度経験した人ならもう二度と経験したくないので、ギックリ腰を警戒し、ちょっとでも違和感があると、相談したくなるのです。

→そうなると、予防のために、定期的に通院してもらえるようになります。

→ギックリ腰になってから治すのと、ギックリ腰になる前に治すのと、どちらがお客さんに喜ばれるでしょうか?

→予防治療は、なかなかやってもらえませんが、『辛いギックリ腰』の場合は、辛いだけに予防を考えてもらえる可能性が高いと考えられます。

→ぜひ原因をお知らせして下さい。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則