店頭看板の事例(スパ店の溶岩浴) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

スパ店さんの『溶岩浴』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

スパ店さんが、『溶岩浴』のお知らせをしている店頭看板です。

『岩盤浴』は聞いたことがあるけど、『溶岩浴』って知らないなあ?

このように、あまり聞いたことがない商品メニューの場合は、違いを説明しながらお知らせするほうが伝わりやすくなります。


ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>『店名』
>全室シャワールーム完備しています!
>●溶岩浴
>富士山の溶岩盤を使用してる為
>汗もでやすく体の芯からじんわりと
>温めてくれてサラサラの汗が出ます。
>さらに、新陳代謝の活性化や
>デトックス効果、保湿効果もあると
>言われています。60分→¥3150




→全体の流れが、商品目線になっているようなので、ここは、お客さん目線の流れにしたいですね。

→そのためには、まず、『誰に呼び掛けるのか?』が大切になります。

→いろいろあると思いますが、『今の時期、どんな悩みが多いのか?』を考えることが必要です。

→その上で、『岩盤浴』との違いを伝えながら、『溶岩浴』の良さを伝えて行きます。

→そして、慢性的な悩みもお知らせして、行動を促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(スパ店の溶岩浴)
『むくみ』や『冷え症』などでお悩
みのあなたに
岩盤浴では、何か物足りなさを感じ
たことはありませんか?

従来の岩盤浴と違い45~50度の
高い温度の溶岩プレートで身体の芯
から温め、サラサラの汗を大量にか
くことで、むくみや冷え症の原因で
ある血行不良を改善していきます。

また溶岩石にはミネラル成分が多く
遠赤外線の反射率も高いので、老廃
物の排出にも効果的です。
富士山の溶岩石を使った新しいスパ
『溶岩浴』 60分 ¥3150
その他腰痛・肩こり・生理痛なども
和らげます。ご予約はこちらまで
『店名』『電話番号』『受付時間』




【今回のポイント】

→商品目線でなく、お客さん目線でお知らせすることが今回のポイントです。

→それと、あまり知られていない商品メニューの場合は、違いを比較してお知らせしましょう。

→この時期に悩みが多い症状を選び、具体的に原因を示すことで、より商品メニューが引き立ってきます。

→なぜなら、悩みがハッキリしない場合は、問題も原因もハッキリしていないので、どんなに『この商品がいいですよ』といっても、ピンとこないからです。

→悩みがハッキリしているお客さんに呼び掛けるから、『商品が生きてくるのだ』と理解して下さい。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則