店頭看板の事例(鍼灸整骨院の辛い痛み) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

鍼灸整骨院さんの『辛い痛み』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

鍼灸整骨院さんの『辛い痛み』を何とかしたい方にお知らせしている店頭看板です。

『首が痛い』、『ぎっくり腰に』など、辛い痛みがあると憂鬱になります。

そんな辛い痛みを、複数あげてお知らせしているので、とても分かりやすいです。

ただ、複数の痛みをあげると、『誰に向けてのメッセージなのか?』分かりづらくなります。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>朝起きたら首が痛い!
>ぎっくり腰になってしまった
>こんなことで困っていませんか?
>□朝起きると腰から背中が痛い
>□仕事で長時間座っていると腰が痛む
>□だんだん首が痛くなって回せない
>□子供を抱っこしたら腰がギクッとなった
>□最近お尻のほうまで痛くなってきている
>□整形外科ではあまり効果がなかった
>□電気やマッサージではその場しか効果がない
>初回限定 8000円→1980円
>1日2名限定




→まず、『誰に向けてのメッセージなのか?』を考える必要があります。

→これを考える時にポイントとなることは、『最近、痛くなったのか?』、それとも、『以前から、ずっと痛かったのか?』です。

→チェック項目を見ると、たぶん『以前から、ずっと痛かった』症状が多いと思います。

→であれば、チェック項目のような『以前から、ずっと痛かった方に』と、呼び掛けると、メッセージが届きやすくなるのです。

→それからもう1つ、『なぜ、当院なのか?』の理由と想いもしっかり伝えます。

→チェック項目の中に、『整形外科ではあまり効果がなかった』とあるので、『こんな方は、一度ご相談下さい』と行動を促しましょう。

→それと、初回限定の大幅割引きですが、これも1つの考え方です。

→遠方のお客さんを集客するためのチラシにはいいかもしれませんが、どちらか言うと近所のお客さんを集客する店頭看板には載せなくてもいいと思います。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(鍼灸整骨院の辛い痛み)
ずっと調子が悪く、辛い痛みを我慢
し続けているあなたに
こんな痛みで辛くなることはありま
せんか?
□朝起きると腰から背中が痛い
□長時間座っていると腰が痛い
□だんだん首が痛くなって回せない
□子供を抱っこしたら腰がギクッ!
□最近お尻のほうまで痛くなる

実は、長引く痛みは少し楽になって
も、しばらく治療しないと、すぐに
元に戻るのです。
私はあなたをシッカリ治療します。
整形外科では効果がなかった方や、
電気・マッサージだけの治療院では
いつまでも治らないと感じた方は、
一度ご相談下さい。
『店名』『電話番号』『受付時間』




【今回のポイント】

→『誰に向けてのメッセージなのか?』を考える上で、『最近、痛くなったのか?』、それとも、『以前から、ずっと痛かったのか?』という『いつから痛いのか?』に絞り込むことが今回のポイントです。

→このようにターゲットと絞り込み、『なぜ、当院なのか?』の理由や想いをしっかり伝えれば、来院のきっかけにつながると思います。

→価格の割引きで集客する考え方もありますが、『こんな整骨院が、あったのか?』と思ってもらえる独自な提案で、お客さんを集める考え方がおすすめです。

→『辛い痛みが長い』場合は、治療も長期的に行うことが必要になります。

→痛みをラクすることも大切です。

→しかし、『痛みのない身体を作る』ために、患者さんと一緒になって治療する『関係性を築くこと』が、もっとも大切なことだと思います。

→そんな想いが患者さんに伝われば、価格の割引きは必要ありません。

→どうでしょうか?



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則