店頭看板の事例(クリニックのしわ取り) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。



今日4月8日は、『しわの日』です。

このような記念日を、『語呂合わせ記念日』と言います。

そんな『語呂合わせ記念日』に、クリニック店さんの『しわ取り』に関する気になる電車内広告の事例紹介です。

【現状の電車内広告】

  
 
 
 

【コメント】

クリニック店さんが、『しわは、クリニックで治療できます』と、お知らせしている電車内広告です。

この電車内広告は、1カ月以上も前から掲載して、今日の『しわの日』と絡めてお知らせしているのだと思います。

電車内広告以外にも、3月後半に新聞の全面広告でも、特集を組んでいました。



余談ですが、このような『語呂合わせ記念日』は、他にも多くあります。

<例えば>

・1月5日 『イチゴの日』
・2月9日 『ふぐの日』
・3月5日 『サンゴの日』
・3月9日 『ありがとうの日』(サンキュー)
・4月15日 『よい子の日』
・5月23日 『恋文の日』

などなど、『語呂合わせ記念日』と検索すれば、もっと多くの記念日があるのが分かります。

この『語呂合わせ記念日』は、お客さんだけでなく、マスコミなども結構好きです。

なので、『自分のお店の商品メニューと組み合わせたら面白い』と思うことを考えて、そのタイミングでイベントを開催すると注目されやすくなります。




話しを戻して、

この『電車内広告』は、たぶんプロが、多くの方に『しわがクリニックで治療できる』ことを、お知らせするために作られたと思います。



それを、『店頭看板にしたらどうなるか?』ちょっと考えて、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状の文章】

>しわのしわざ。
>(写真)4/8は、しわの日です
>しわで顔のイメージは大きく変わります。
>せっかくのメイクもオシャレも、
>しわの印象が強かったらもったいない。
>ほうれい線、おでこや眉間や目尻などにできる
>「しわ」はクリニックで治療できます。
>『〇〇』検索 『社名』



→多くのお客さんに知らせる『電車内広告』と、1人のお客さんに知らせる『店頭看板』では、同じ内容でも少し違いがあります。

→それは、目の前のお客さんに、『話し掛ける』ような流れを作るところです。

→ベタですが、『〇〇が気になるあなたに』と呼び掛け、『〇〇だからと、あきらめていませんか?』と問い掛けてみます。

→それと、ハッキリ原因を示した上で、この『電車内広告』の内容へとつなげていきます。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(クリニック店のしわ取り)
『気持ちはいつもこんな感じなの』
  
『でも、鏡に映った自分の顔はこん
な感じで、いつも憂鬱になるの』
 
 そんなほうれい線やおでこ、眉間、
目尻のしわが気になるあなたに
 
『もう歳だから、仕方がない』と
あきらめていませんか?

しわの原因は『乾燥と加齢』です。
乾燥は小じわを、加齢は大じわを
作るもとになります。しわがあると
顔のイメージが大きく変わり折角の
オシャレも台無しです。

小じわは保湿ケアで目立たなくでき
ますが、大じわの多くはセルフケア
では改善できません。

そんなしわも、クリニックなら治療
ができます。

まずは、お悩みをお聞かせ下さい。
『店名』『電話番号』『受付時間』




【今回のポイント】

→『多くのお客さん』にお知らせするのでなく、『目の前の1人のお客さん』にお知らせすることが今回のポイントです。

→多くのお客さんに短いキャッチコピーで、お客さんの興味を引くことは、とても重要です。

→そのために、100個以上のキャッチコピーの中から、1つのキャッチコピーを見つける作業を見えないところでやっているから、素晴らしい広告ができるのだと思います。

→店頭看板の場合は、もし100個以上のキャッチコピーが思いついたら、100枚以上の店頭看板を書いてもらいたいのです。

→思いついた1つのキャッチコピーを使って、『目の前の1人のお客さん』に、店頭看板で呼び掛けて欲しいのです。

→『電車内広告』と違って、『店頭看板』はいつでも書き換えられます。

→今回のように、同じ内容でも、ちょっと違ったものもできるのです。

→一度チャレンジしてみて下さい。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則