『想い』を『成果』という形にするには、何が大切なのか?(続き) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。


先日のブログ記事で、『想いを成果という形にするために』は、

(1)まず、『想い』を言葉にすること

(2)次に、その『想いの強さ』から、『成果の大きさ』を決めること

(3)そして、仲間と『想いと成果』を共有すること

この3つが大切であると言いました。


特に、仲間と一緒にする場合は、同じ『想い』を持ち、同じ『成果』を目指せるので、違う『立場』の仲間が1つになってゴールに向かっていけるのです。

この『考え方』や、『関わり方』が、『やり方』よりも大切であるとも言いました。



でも、『やり方』も気になると思いますので、今回は、『やり方』をお話します。


先日のブログ記事の『想い』と『成果』の例えを、もう一度書くと、

<例えば>想い
◆『多くのお客さんの笑顔をもらう仕事で、楽しく働きたい』

<例えば>成果
◆『月の売上げを200万円にし、地域で一番楽しいお店になる』


こんな『想い』と、『成果』でした。

これを達成するために、『どんなやり方をすればいいのか?』になります。


まず、『みんなに問題意識を持ってもらうこと』が先決です。

共有の『想い』や、『成果』を達成するためには、今までと同じことをやっていてはいけない。

と意識してもらうことが必要です。


なので、現状と成果とのギャップを感じてもらうことから始めます。


<例えば>売上げのギャップからのアプローチ

(1)『売上げのギャップ』を『数字』で大まかに知ってもらいましょう。

(2)その売上げのギャップを、『客単価のギャップ』と『客数のギャップ』に分けてもらいます。

(3)現状の客単価が『5000円』だとしたら、笑顔をもらえる客単価は『10000円』が必要だとします。

(4)また、現状の客数が『100人』だとしたら、多くのお客さんに想いを伝えるために『200人』の来店が欲しいとします。


こんな感じで、『数字』で大まかに知ってもらいましょう。


ここで注意することは、いきなりこの『数字』を達成させることが目的ではないということです。

まず、現状とのギャップから、『問題意識を持ってもらうこと』を目的とします。


この問題意識を共有させてから

◆『どうすれば、もっと笑顔をもらうことができるのか?』

◆『どうすれば、地域で一番楽しいお店になれるのか?』

◆『自分たちには、何ができるのか?』

などを一緒に考えるのです。


これを、いきなり、何の問題意識も共有せずに、

◆『どうすれば、もっと売上げをあげることができるのか?』

と考えるから、的外れなやり方をやってしまってうまく行かないのです。


ちょっとしたことでもいいから、『想いと成果』に結びつくことで、今までと違うことをやってみることが大切になります。

<例えば>

◆『感謝を込めたお礼の手書きハガキを送ってみる』

◆『お誕生日に、お花と一言コメントをつけて渡してみる』

◆『お役立ち情報を店頭看板やPOPに書いてみる』



『こういうことをやってみよう!』と具体策を出して、『よ~し、やろう!』と決めて、1年間続けてみるのです。


とにかく、1年間やり続けます。


そして、その『成果』が、良くても悪くても、みんなで共有するのです。

決して、誰々が悪かったと『人』のせいにしてはいけません。

最初に決めた『数字』を基に、良かったらその『やり方』をそのまま続けて、悪かったら次の『やり方』を一緒に考えていきます。

この手順で繰り返しやっていくと、『想い』が『成果』という形になる日が、ぐっと近くなるのです。



◆『想い』を『成果』という形にするには、何が大切なのか?

全体のポイントをまとめると

(1)『想い』を言葉にすること

(2)その『想いの強さ』から、『成果の大きさ』を決めること

(3)仲間と『想いと成果』を共有すること

(4)現状とのギャップから、問題意識を持つこと

(5)今までと違う、『想いと成果』に結びつく具体策を考えること

(6)その具体策を、とにかく1年間やり続けること

(7)その成果が良くても悪くても、みんなと共有すること

(8)良かったらその『やり方』をそのまま続けて、悪かったら次の『やり方』を一緒に考えること


あなたの『想い』が『成果』という形になることを期待しています。




最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則