こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
ここに、思うような結果が出なくて困っている2人がいるとします。
仮に、名前を『臆病さん』と『不器用さん』とします。
どんな理由で思うような結果がでないのでしょうか?
ちょっと考えてみたいと思います。
◆まずは、『臆病さん』です。
『臆病さん』は、やり方は知っていますが、失敗が怖くて決断できない『ビビリ屋さん』です。
この人には、決断させてはいけません。
なぜなら、今までの経験から自分なりの『思い込み』や『解釈』があって、この思い込みや解釈が変わらない限り、誰が何を言おうと、いつまでたっても決断できないからです。
そんな時は、『決断より、行動』が必要となります。
とにかく、行動です。
例え、最初は小さな一歩でも構いません。
とにかく、行動させることが先決です。
『無料体験』や、『サンプル貸し出し』、『全額返金保障』などなど、行動につながることなら何でも有効となります。
では、どうして『行動させる』といいのでしょうか?
それは、行動することで今まで経験してこなかった『リアルな体験』ができるからで、その体験が、『思い込み』や『解釈』を変えるきっかけになりやすいからです。
それと、この『臆病さん』には、『サポート』があることを知らせてあげて下さい。
何かで困ったり、失敗しても、一緒にやってくれるという『安心感』が必要なんです。
◆次は、『不器用さん』です。
『不器用さん』は、自分なりにやっているが、やり方が間違っているか、新しいやり方ができなくて、そのままやり続けている『もの覚えが悪い人』です。
この人には、行動させてはいけません。
なぜなら、今のままのやり方でいくら努力を続けても、結果に結びつかないからです。
そんな時は、『行動より、決断』が必要になります。
今やっている行動を一旦止めて、『パターンを中断する』のです。
今までのパターンを中断して、『新しいやり方をやる』と決断してもらい、少しづつ『新しいやり方』をしてもらい、小さな成功体験を積み重ねてもらいましょう。
それには、
(1)まず、こちらが『新しいやり方』をやってみせる。
(2)次に、それを真似してもらう。
(3)そして、結果を報告してもらう。
(4)その上で、『なぜ、その結果になったのか?』、『何が、原因なのか?』を一緒に考える。
これの繰り返しで、少しづつ新しいやり方を身に付けてもらうとうまく行きます。
なぜなら、『不器用さん』は、不器用なだけでやり続けることは得意だからです。
では、ここで質問を一つします。
あなたのお客さんで、この『臆病さん』と、『不器用さん』がいるとしたら、どちらのお客さんが上得意のお客さんになると思いますか?
どうですか?
一度、考えて見て下さい。
いろいろな条件によって違うと思います。
条件によって違いはありますが、『不器用さん』のほうが上得意のお客さんになることが多いのです。
なぜなら、不器用でも、『行動し続けている』ことが、とても重要になります。
自分が『選んだやり方』は、確かに違うかもしれません。
しかし、『行動しよう』と決断したことは、正しい決断になります。
ただ、やり方が間違っているだけで、やり方を変えればいいだけです。
やり方が変わってもやり続けてもらえるので、結果も必ず出てきます。
そうなると、あなたのお店の上得意のお客さんになる可能性が高くなるのです。
もちろん、『臆病さん』も上得意のお客さんになってもらうことはできます。
それには、『決断より行動』です。
一緒に行動できるような環境を作ってあげる必要があります。
リアルな体験から、今までの思い込みや解釈を変えてあげましょう。
以上は、思うような結果が出なくて困っている、『臆病さん』と『不器用さん』のお話でした。
ところで、あなたのお仕事は結果が出ていますか?
もし出ていないとしたら、あなたは、『臆病さん』と『不器用さん』のどちらに近いですか?
近いほうを、もう一度お読み下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則