店頭看板の事例(理髪店の似合う髪型) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

理髪店さんの『似合う髪型』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

いつも季節ごとに呼び掛けている、メンズ専門の理髪店さんの流れが、とてもいい店頭看板です。

今回は、『似合う髪型』をお知らせしています。

あと3カ月弱で新年度を迎えるため、新入社員さんや職場の移動等がある先輩社員さんに呼び掛けて、『似合う髪型で気分一新しませんか?』と問い掛けているようです。

なので、『男性のみなさま』と呼び掛けず、もう少し絞り込んだほうがいいように思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>男性のみなさま
>どんな髪型が自分に
>合うのかわからない!
>ってことありませんか?

>1Fメンズ専用サロン
>・希望にそったなかでもちょっとした変化・・・
>・流行の提案をしっかりとさせて頂き似合う髪型を一緒に見つけたいと思っています・・・

>一度来てくださいお待ちしています。




→新入社員さんと先輩社員さんの服装は、やっぱりスーツが基本です。

→なので、『スーツが似合う髪型を探されているあなたへ』と絞り込んだらどうでしょう。

→そして、『自分に一番合う髪型を見つけて、気分一新してみませんか?』と問い掛けます。

→後は、『どのようにするのか?』、簡単な説明です。

→この場合は、『カウンセリング』が重要になります。

→『カウンセリング』に時間をかけることを強調して、予約を促しましょう。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(理髪店の似合う髪型)
スーツが似合う髪型を探されている
あなたへ!

自分に一番合った髪型を見つけて
気分一新してみませんか?

あなたの顔型に合わせてトップやサ
イドを膨らませたり、少なくしたり
して、ご希望や流行を取り入れて理
想のバランスに近づけていきます。

しっかりと時間を取ってカウンセリ
ングしますのでご予約が必要です。
まずは、こちらから
1Fメンズ専用サロン『店名』
『電話番号』




【今回のポイント】

→2~3カ月前から呼び掛けることが今回のポイントになります。

→なぜなら、髪の毛の状態や、気持ちの状態で、すぐに出来ないことが多いからです。

→店頭看板で、『社会人になる前に、次はこの店でやってみようかな?』と、意識させることが大切だと思います。

→それと、美容室では『カウンセリング』に時間をかけるのは当たり前になっていますが、理髪店では、まだまだ『カウンセリング』に時間をかけていません。

→これからは、理髪店も『カウンセリング』が重要な位置づけになると思います。

→『時間がかかるから、予約が必要』という理由で、行動を促しましょう。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則