店頭看板の事例(生花店のクリスマスリース) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。

生花店さんの『クリスマスリース』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

12月に入ってから街は、クリスマス一色です。

この生花店の店頭看板も『クリスマスリース』をお知らせしています。

内容を見ると、『クリスマスリース』だけでなく、『その他なんでも、お花に関する事はご相談下さい』と言っているようです。

このように『なんでも、ご相談下さい』と言われても、相談できません。

なぜなら、『何を相談していいのか?』イメージできないからです。

『クリスマスリース、はじめました』と呼び掛けたのなら、『クリスマスリース』に絞り込むべきだと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>クリスマスリース
>はじめました
>お花を贈るご相談
>なんでもお気軽に!

>ミニブーケ ¥500~
>花束・カゴ入り・アレンジメント
>お供え花・胡蝶蘭

>ご予算に合わせて
>ご用意いたします




→まず、キリスト教の国々は、『なぜ、クリスマスリースを玄関に飾るようになったのか?』この当たりの意味を伝えて欲しいです。

→『日本では、どんな習慣があるのか?』も合わせてお知らせすると、理解してもらいやすいと思います。

→その上で、生花店として、『何ができるのか?』、『どうすることで、喜ばれるのか?』を提案してあげたいですね。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(生花店のクリスマスリース)
 クリスマスリースはじめました!

リースは、もともと親しい人同士の
健康を願って新年に贈りあっていた
のが始まりです。

それがクリスマス期間(11月末~
1月5日)に、お正月のしめ縄と同
じく邪気を払う意味で玄関に飾られ
るようになりました。

最近では、輪になっていることから
永遠の愛を表す、可愛いお花のアレ
ンジメントリースもクリスマスプレ
ゼントとして喜ばれています。

ご予算に合わせてご用意致します。




【今回のポイント】

→『なぜ、クリスマスリースが玄関に飾られるようになったのか?』から始まり、『可愛いお花のアレンジメントリース』に、つなげていくのが今回のポイントです。

→お客さんは、単にお花を贈るだけでなく、『意味付け』を求めています。

→クリスマスリースを使って、お花だけでなく、『意味付け』もプレゼントできるように提案して欲しいのです。

→ちょっと高額になりますが、『ブリザードフラワー』という水分を抜いたお花の素材を使って、長期間飾られるリースもあります。

→クリスマスのタイミングで、あなたのお店は、『どんな提案をすれば、お客さんに喜ばれるのか?』を考えて、お客さんと商品をつなげてあげて下さい。




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則


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