店頭看板の事例(ステーキ専門店のローフードランチ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。

ステーキ専門店さんの『ローフードランチ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

ステーキ専門店さんが『ローフードランチ』をお知らせしている店頭看板です。

『ローフード』って、ご存知でしょうか?

そんな問い掛けの説明をしている書き出しです。

確かに、『ローフード』は、まだまだ説明文がなければ分かりにくい言葉になります。

なので、説明文は必要です。

必要ですが、『それが、どうしたの?』となれば、その後の文章は読んでもらえません。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>Raw Food Lunch
>ローフードとは・・・
>食物が持つ栄養素をそのまま摂取するために、生や48℃以下で調理した食品です。
>ローフードにプラス、高タンパク、低炭水化物、低脂肪、低糖質を加え、おいしく食べられる御食事を提供いたします。

>尾花沢牛のローストビーフランチ
>(写真) ¥1280
>野菜スムージー・大豆パンケーキ+ローストビーフ

>>尾花沢牛のステーキランチ
>(写真) 100g ¥1580~
>野菜スムージー・大豆パンケーキ+ステーキ



→まず、この時期の『問題シーン』での問い掛けです。

→そして、それには『ローフード』、という流れを作ります。

→『ローフード』の意味を説明して、『どんな働きがあるのか』、特徴をしっかり示すことが大切です。

→その上で、今回のランチメニューの効果も示しましょう。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
店頭看板の事例
(ステーキ専門店のローフードランチ)
何かと飲み会が多くなるこの時期!
『体が重くなった』、『吹き出物が増
えた』などと感じたことないですか?

そんな時は『ローフード食品』です。

ローフードとは、食材を生や48℃以下で調理し、酵素やビタミン、ミネラルを効率よく取ることで、『体のバランスを整える』働きがあります。

このランチは、ローフードに加え、高タンパク、低炭水化物、低脂肪、低糖質とダイエットにも、アンチエイジングにも効果的です。

尾花沢牛のローストビーフの
ローフードランチ ¥1280
(写真)野菜スムージー・大豆パンケーキ+ローストビーフ




【今回のポイント】

→いきなり『ローフードとは・・・』と、知らない商品の説明をするのでなく、まず先に呼び掛けたいお客さんが、この時期に経験する『問題シーン』で問い掛けて、お客さんの心の中に問題を起こさせて、それから解決策を示すことが今回のポイントです。

→食事制限をされているお客さん以外は、お昼に何を食べてもいいのです。

→しかし、イザ決めようとうすると、『何かのきっかけ』がなければ決まりません。

→なので、『〇〇と感じたことないですか?』と、問い掛けることで、『きっかけ』になれば、『そうか、ローフードというのがあるのか』となって決めやすくなります。

→まずは、お客さんの頭の中に、『問題シーン』をイメージさせましょう。

→全ては、それからです。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則


なぜ店頭看板が必要なのか?店頭看板の役割は?