店頭看板の事例(イタリア料理店の鮮魚料理) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。

イタリア料理店さんの『鮮魚料理』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

イタリア料理店の『新鮮なお魚で作る料理』をお知らせしている店頭看板です。

『鮮度バツグン』、『鮮度がいい』、『新鮮なお魚料理』など、鮮度がウリというところがよく分かる看板です。

しかし、あまりにも『鮮度がいい』を出し過ぎると、『だから、どうなの?』、『本当に、鮮度いいの?』と、疑ってしまいます。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>明石浦漁港より、とれたてピチピチ
>『昼網の魚』入れてます!鮮度バツグン
>(シェフの写真)
>ボクたちが心を込めて美味しく調理します
>◆鮮度がいい理由
>通常の流通ルートより約1日早く届けてもらって、丁寧に神経〆をして鮮度を保つ。なので、他では味わえない新鮮なお料理をお楽しみいただけます。
>◆料理内容は、その日の入荷状況でいろいろなメニューが登場します。
>『アクアパッツア・カルパッチョ』
>新鮮なお魚で作る料理は格別です。



→『鮮度がいい』って言ってるけど、『本当に、鮮度いいの?』

→『以前に違うお店で、鮮度がいいって言うから頼んだけど、そうでもなかったよ』

→『ここも、そうじゃないの?』という疑問を、消し去るような問い掛けをします。

→そして、ただ新鮮なお魚を仕入れるだけでなく、シッカリした技術で鮮度や旨みを長続きさせることが自慢であると言いましょう。

→新鮮なお魚で作る料理には、それぞれの特徴をお知らせする方がよいと思います。






【変更後看板の文章】

〈例えば〉
店頭看板の事例
(イタリア料理店の鮮魚料理)
『魚の鮮度がいい』と書いてあるから
頼んでみたら、期待していたほどでも
なかったという経験ありませんか?

当店では、『明石浦漁港』より、とれとれピチピチのお魚を他より1日早く仕入れ、こだわりの『〆技術』で、鮮度も味を長続きさせるのが自慢の一つです。(鮮魚の写真)
また、鯛などの大型の魚は、上手にさばいて冷蔵庫で熟成させることで、他では味わえない旨味のあるお魚料理を召し上がって頂けます。

(シェフの写真)
ボクたちが心を込めて美味しく調理します。

◆魚介類とトマトとオリーブオイルを煮込んだ
『アクアパッツア』(料理の写真)
◆魚介類を薄切りにしてオリーブオイルと香味野菜を加えた
『カルパッチョ』(料理の写真) など

その日の入荷状況で、より新鮮なお魚が食べられます。




【今回のポイント】

→『こんな経験ありませんか?』と、言いたいことの逆を言って、『当店は違います』と理由を示してアピールする事が今回のポイントです。

→そうでないと、『鮮度がいい』といくら言っても、信じてもらえません。

→お客さんが思うことを、こちらが先に言ってしまうことで、疑問を無くすのです。

→そうすることで、『鮮度がいい仕入れができる』、『〆技術で、鮮度を長続きさせられる』、『熟成の旨味が味わえる』など、お店の良さを広げることができます。

→シェフの写真や鮮魚の写真、料理の写真をうまく配置することで、美味しい雰囲気を感じさせましょう。




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則


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