52円ハガキをどう使えば、儲けられるか? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

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もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。



52円ハガキをよく使われている方と、あまり使われていない方がいます。

よく使われている方に、その理由を聞くと、『いや~、手軽で、簡単だからですよ』、『個人から個人に感謝の気持ちや、メッセージを届けるのに、とても便利です』と言われます。

一方、あまり使われていない方に、その理由を聞くと、『52円もかかるので、コストがもったいないから、あまり使いません』と言われることが多いです。


確かに、一長一短はあると思います。


しかし、お話を聴いていて、もう一つ重要な違いがあることに気付きました。

それは、よく使われている方は、『相手のためになる内容』を書いているのに対して、あまり使われていない方は、『自分のためになる内容』を書いていることが多いということです。


<例えば>自分のためになる内容のハガキ

『〇〇キャンペーン』とか、『〇〇セールの案内』とか、『売上げを上げるための割引き案内』が主な内容になっています。

俗にいう『売り込みハガキ』です。



では、よく使われている方は、相手のために何を書いているのでしょうか?


<例えば>相手のためになる内容のハガキ(その1)

簡単なものは、『お礼状』です。

相手への感謝の気持ちや、相手とのやり取りの中で印象に残った一言を添えています。

それと、一人ひとりのお誕生日に出す、『ハッピーバースデーカード』です。


これらは、先ほどの『売り込みハガキ』と違って、一切売り込まずに思いを伝える『思いやりハガキ』です。



<例えば>相手のためになる内容のハガキ(その2)

そして、もう一つが、『来店理由を伝えて、お店を利用するきっかけを作る』ための言わば、『きっかけ作りハガキ』です。


◆クリーニング店さんの場合

<ここから>

(笑顔の写真) こんにちは、『店名』の『フルネーム』です。

もうすぐ、お買い物やお食事などのお出掛けが楽しい秋がやってきますね。

秋と言えば、最近は、秋に衣替えをしているお客様が増えています。

理由をお聞きすると、『不要な衣類がチェックできるのと、何を買い足せばいいのか分かる』とのようです。

でも、分っていても『衣替え』って、やっぱり大変で面倒ですよね。

しかし、簡単なコツを知るだけで、衣替えのストレスが半減する方法があるんです。

一つ目のコツは

◆不要な衣類は、思い切って処分します。処分の基準は、『サイズが合わない』、『流行遅れ』、『素材に劣化がある』などです。(雰囲気が分かる写真)

二つ目のコツは

◆年中着る服と夏だけ着る服に分けることです。年中着る服は残し、夏だけ着る服を仕舞い込みます。その上で、秋から冬の服を出せばうまく衣替えができます。(雰囲気が分かる写真)

それと、汚れや黄バミの有無もチェックも一緒にしておきましょう。

たとえ汚れが見えなくても、黄バミの心配がある衣類は要注意です。

もうすぐ秋です。お気に入りのおしゃれ着で、思い切り楽しんでくださいね。

<ここまで>


こんな感じで、来店理由を伝えて、お店を利用するきっかけを作ってお知らせしています。

どうでしょうか?

『割引きハガキ』に慣れている方には、『きっかけ作りハガキ』は頼りなく感じるかもしれません。

でも、このハガキを送るだけで、『ハガキ、ありがとう』と言って、来店されるお客さんがいるのも事実です。



相手のためになる内容のハガキの目的は、次の2つです。

◆ハガキを送って、お店を『思い出してもらう』ため

◆来店理由を伝えて、お店を利用する『きっかけを作る』ため




『売り込みハガキ』で、割引きばかりしていては、なかなか儲からなくなって来ています。


割引かずに、相手のためになる内容のハガキに、一度、挑戦してみませんか?

まずは、『思いやりハガキ』をプラスすることから、始めてみてはどうでしょう。

52円ハガキの効果が実感できると思います。





最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則