お客様アンケートは『バクゼン』と聞くより『ズバリ』聞こう | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。



最近いろいろなお店で、『お客様アンケート』が頻繁に行われています。

しかし、中には何の目的でアンケートを取っているのか、よく分からないモノもあります。



◆よくある『バクゼン』と聞くアンケートの内容

・従業員の応対はいかがでしたか?
・商品やサービスの品質で、気になる所はどこですか?
・ご意見、ご感想、ご要望なんでもお聞かせ下さい。



『バクゼン』とした質問なので、『バクゼン』とした答えしか返ってきません。

何の方向性もなく、アンケートを実施して、こんなバクゼンとしたお客様の声が集めてから、『どう使うか』を考えるという場合がほとんどです。




一方、ハッキリとした目的を持ってアンケートを実施しているところも多くあります。


◆シッカリ絞り込み、『ズバリ』聞くアンケートの内容

(1)【購入前】今まで、何で困っていましたか?何で悩んでいましたか?

→この質問で、『誰がターゲットなのか?』が分かります。



(2)【選択中】商品を選ぶ時、何で迷い、どんな理由で決めましたか?

→この質問で、『お客様視点から見た、商品の売り』が分かります。



(3)【使用後】商品を使うことで、『どんないい事』がありましたか?

→この質問で、『お客様視点から見た、商品の効果』が分かります。



つまり、この3つの質問でアンケートを取る目的は、『ターゲットの絞り込み』、『商品のウリ』、『商品を使うことでの効果』、をお客様視点からつかむためです。




また、ちょっと組み合わせを変えて、

◆『(2)こんな理由』で

◆『(1)ターゲット』が

◆『(3)こんな効果』に

とすれば、『タイトル』等のキャッチコピーの原型ができます。

極端な話、アンケートの枚数分キャッチコピーができるという訳です。



 




特に、(3)【使用後】商品を使うことで『どんないい事』がありましたか? は重要です。

なぜなら、『私はこんないい経験をした』と『ズバリ』語ってもらう事で、リアルな効果の裏付けが取れます。



アンケートでお客さんから『裏付け』を取りましょう。


この裏付けは、『すでに経験済み』のお客様の言葉なので、『まだその経験をしていない』お客様に、効果が伝わりやすくなります。


お客様は、興味のない時点では、聞く耳を持ってくれません。


なので、興味を持ってもらうには、『どんな効果があるのか』を、伝わりやすい言葉でお知らせする必要があるのです。

そのための裏付けとして、『アンケートによるお客様の声』は大変有効となります。


『お客様アンケート』は目的を持って『ズバリ』聞きましょう。

そして、『お客様の声』を有効に使いましょう。




最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則