こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。
通常、部下に『やる気』がないのは、やりたくない事を、無理やりやらそうといているからです。
無理やりやらせるのではなく、やりたいと『その気』にさせてしまえば、やるなと言われても『やる気』が出て来るものと思って下さい。
まだ『その気』になっていないのに、『やる気』を出さそうとする事が問題なのです。
◆『その気』とは、何かを『イメージ』できた時、そうなりたいと思うだけで、楽しくてワクワクしてしまう状態をいいます。
◆『やる気』とは、何かを『ゴール』決めた時、『よ~し、何としてでも、やり遂げるぞ』と決意して行動しようとする状態をいいいます。
この『その気』と『やる気』は、『イメージ』と『ゴール』に、微妙に関係します。
◆『イメージ』とは、未体験だがリアルに想像できるもの
◆『ゴール』とは、いつまでに、どのくらい、と数値化できるもの
このように定義すると、次のような関係が成り立ちます。
『イメージ』がハッキリしていないと、『リアル感』がないから、『その気』は起こりません。
そのため、『イメージ』がハッキリしない『ゴール』は、魅力がなく『やる気』が起こらないのです。
だから、何としてでも、やり遂げるぞという気になりません。
逆に、『イメージ』がハッキリしている『ゴール』は、『リアル感』があり『その気』になるので、心からやり遂げるぞと『やる気』が出て、達成させてしまうのです。
では、『イメージ』させて、『その気』にさせるには、どうすればいいのでしょうか?
それには、ちょっとしたコツがあります。
◆一番簡単な方法は、『体験させる』ことです。
少し努力すれば結果が出る事を、体験させます。
体験すれば、『リアル感』を感じて、『イメージ』する事が可能です。
一部の体験でも、大変効果があります。
しかし、その体験もイヤがる人がいます。
そんな場合どうすればいいでしょうか?
◆最初は、全員に体験してもらおうと思わないことです。
先ほどの体験して、結果を出した人達だけで、当面やり続けます。
それを見ていると、そのうち『僕も、体験してみようかな?』と思うようになります。
そんな、何となく『その気』になってきた時に、参加させればいいだけです。
大切な事は、楽しく、ワクワクする環境を作ってあげる事です。
楽しく、ワクワクする環境があれば『その気』になってくれます。
もちろん、全てが楽しく、ワクワクする事ばかりではありません。
辛くて、ハラハラする事もあります。
でも、一緒に感じ、親身になって考える環境があれば、必ず乗り越えられます。
部下に『やる気』がないと、嘆く前に、『やる気』より『その気』です。
いかに『その気』にさせる環境を作るかが、大事と考えて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング 伊丹芳則